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May 24, 2004

大阪 第10回期日

 大阪地裁での薬害肝炎訴訟の第10回期日。
 13:15 開廷。弁論の前に森上悦子さん(この日、実名公表)の意見陳述から始まりました。
 裁判官の異動により、争点整理を含めたもので、原告側も被告側も時間を取って代理人が行っていました。
 原告側の弁論は、プロジェクターも使ってわかりやすくて、一層被告国や製薬企業への怒りが湧くようなものでした。それに比べて、被告側国の代理人による弁論は時間をかけて行われましたが、わかりづらいものでした。

 弁論後、中之島中央公会堂で、支える会第一回総会・報告集会が行われました。
 総会では、活動報告の医療講演会などの啓発事業部分を私が報告しました。
 報告集会では、最初に今回実名公表された森上悦子さんから、実名を公表するに至った気持ちが述べられました。
 大阪では17番目の原告。54歳。昭和48年に息子さんを出産。その後、黄疸が出て入院。
 平成2年に肝がんに。入退院を繰り返し、5月21日に治療を終え退院し裁判にのぞまれた。
 この間、糖尿病も併発し、進行。視力障害もでてきている。
 ご自身の体験を語ることで、フィブリノゲン薬害の実態を広く世間の方に知っていただき、これ以上薬害被害者を増やさないで欲しいとの気持ちで実名公表に踏み切られたそうです。あわせてフィブリノゲンを納入された7004医療機関の公表を行うことも強く望むと陳述されていました。

 傍聴されていた無フィブリノゲン血症のSさんも、発言にたち、7004医療機関の公表を望む気持ちをアピールされました。国や企業はフィブリノゲンのことを闇から闇へ消し去ろうとしている、自分たちの病気には必要な薬剤であること。過去のフィブリノゲンで仲間の患者はみなC型肝炎ウイルスに感染している。
 京都に在住していて、今年の大学新入生は京都には数万人いると思うがこの学生さんたちのお母さんは出産のおりに一番危険な時期のフィブリノゲンを使われた方がいるかもしれない。新入生のお母さん方に一度C型肝炎の検査を受けるように声をかけて欲しい、と訴えておられました。

 支える会の学生さんたちは、報告集会の最後に、薬害肝炎を引き起こした企業と国を相手に闘う劇を披露し、そのフィナーレで「弁護士3姉妹」による中島みゆきの「誕生」の熱唱がが披露されました。

5月24日第10回期日のアルバムから

 <写真>左上 裁判所や報告集会が行われた中央公会堂
           のある中之島界隈
       右上 報告集会で発言された森上さんとサポートさ
           れた山西弁護士
       下  愉快な「闘う三姉妹」劇を演じられた学生さん
           と「歌姫三姉妹」

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Comments

本日の期日後の支える会の集会、お疲れ様でした。
とっても雰囲気の良い中、学生さんのがんばり、支援者の方のがんばり、弁護団・原告団のがんばりが感じられる集会でした。
明日は名古屋期日。名古屋期日の様子もおってご報告します。
これからもよろしくお願いします。

Posted by: 弁護士 古賀克重 | May 24, 2004 10:45 PM

 さっそくコメントをありがとうございます。
 期日やその後の報告集会にたくさんの応援ありがとうございました。

Posted by: sin | May 25, 2004 07:12 AM

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Tracked on May 28, 2004 10:14 PM

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