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June 30, 2004

5.6%~51.7% 肝がん 5年生存率

 大阪府は今年5月、「大阪府がん診療拠点病院」を10か所定め、ホームページ上で公開しました。

 これらの施設の治療実績数や疾患毎の5年生存率を公表しています。
 標題の数字は、施設間での肝がんの5年生存率の開きです。
 最低の東大阪市民病院の場合は、病院概要で調べると旧病院時代の成績のようです。

 それにしましても、患者が利用する医療機関によってこれほど治療成績が違うのは、肝がん要観察患者として私は気になってしまいます。
 療養相談を受けていて、この数字について待てよという思いを強くしました。
 がんの性質や治療方法、治療開始時期の肝がんの進行具合、背景の肝臓の状態、他の病気の有無はどうなっているのか、いろいろ疑問が生じてきました。
 
 このような疑問を読み解く一つの資料をいくつかみつけましたので紹介します。

 日経新聞系サイト「Med Wave」に、「地域がん診療拠点病院とホームページ」の一覧が紹介されています。

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June 29, 2004

厚労省 リスト公表チーム発足へ

 共同通信の29日付ニュースによると、厚労省はフィブリノゲン納入先リストを同日、三菱ウエルファーマから提供されたのを受け、納入先公表チームを7月にも発足させ、各納入先について調査を開始するという。
 6682施設名の公表は、年内とされている。年末までずれ込むのか。早くして欲しいものです。

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肝がん あきらめてはいけません

 最近、肝がんの患者さんのご家族からの相談が多くなっています。
 発見が遅れて、がんが10cmにもなっている、治療のしようがない。
 血管のなかまでがんが入り込んでいて、治療は難しい、等々。

 肝がんの治療は、外科的切除、塞栓療法(血管内治療)、アルコール注入療法、マイクロ波、ラジオ波による局所治療などがあります。また、粒子線や重粒子線による治療も最近登場してきました。
 これらはニュースでも取り上げられ、世間で知られるようになってきました。

 世間でまだまだ知られていないのが、IMRT(強度変調放射線治療)による治療法。肝臓分野では限られた部分の治療ですが、これからは進行した肝がんの有望な治療法の一つの選択枝になるかもしれません。
 地方都市の医療機関で働く放射線科医が、情熱を傾けて情報発信しているサイトがあります。

   CF-IMRTの世界へようこそ 

 そのドクターからの情報提供ですが、
   ---------------------------------
 放射線治療の第一人者(かつ患者サイドの医療を実践してこられた学会の中心的な先生がた)を創立委員として、正当なセカンドオピニオンの受け方などのアドバイスなど、各種癌患者様のサポートのために設立された会と認識しています。
   「市民のためのがん治療の会」

 この会の主催による講演会が京大会館で開催されます。
 平成16年7月18日(日)  13時30分~16時30分
 詳細はウエッブサイトを御覧下さい。

  「市民のためのがん治療の会」講演会

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June 28, 2004

劇症肝炎 ご夫婦の願い

 岩手での劇症肝炎で息子さんを亡くされた親御さんの裁判、既報の通り、6月3日に結審しました。
親御さんご夫婦連名で、患者会に下記のお願い文書がまいりました。劇症肝炎で亡くなる方を少なくするために、応援したいと思っております。

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〈要請ハガキ投函のお願い〉
日本肝臓病患者団体協議会 各位殿


 拝啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
 さて、私共は最愛の長男隼人を平成10年に「劇症肝炎」によって亡くし、現在、仙台高等裁判所において医療裁判を戦っています。本件は、私共の長男隼人が、平成10年9月に急性肝炎を発症して同月24日に岩手県立A病院に入院し、入院中一貫して黄染や食欲不振が継続していたにもかかわらず、9月1日から9月6日までの間、全く画像診断や凝固系検査が行われず、9月7日になってやっと行われた凝固系検査でPT18%にまで低下したことが発
覚し、あわてて岩手医大病院へ転送させましたが、手遅れとなり同月18日劇症肝炎で死亡したという事案であります。
 この裁判は難病に指定されている「劇症肝炎」の診断と治療についての裁判です。日々、医学が進歩しているにもかかわらず、医師が安易に古い診断基準に基づき、治療を行った結果、患者を死に至らしめた責任を問う裁判でもあり、判決は今後の「劇症肝炎」の診断と治療に大きな影響を及ぼすことになると思われます。
 一審の盛岡地裁では隼人の入院中、肝炎が劇症化する兆候をすべて見落とし、必要な血液検査や画像診断すらしなかった担当医の責任を認めませんでした。
 それゆえ、私共は現在、仙台高裁に控訴し、控訴審を戦っておりますが、非常に厳しい状況です。いよいよ6月3日をもって結審となるわけでありますが、この状況を少しでも打破し、公正なる判決が下されるように「要請ハガキの投函」をより多くの方々にお願いすることに致しました。
 ご多忙中、大変御迷惑をおかけ致しますが、何卒、ご配慮、ご支援のほど宜しくお願い申し上げます。
 (尚、7月上旬までに投函いただければ幸いです。)

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June 27, 2004

肝がん 再発予防への挑戦

 25日付、新聞各紙は、「癌治療薬早期認可を求める会」の三浦代表らが、肝がん再発予防効果があるとする「非環式レチノイド」の医師主導治験の申請を終えたと報じました。
 朝日新聞、読売新聞
 

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June 26, 2004

肝がん治療への挑戦

 26日、泉佐野市にあるゲートタワービルで、肝がんに関する講演と療養相談会が開催されました。
 ここ数年、患者会に対して肝がん患者からの相談が増えています。
 早期発見されても、他の臓器のがんと違って、発見された病巣がいくら小さく早期のもの、悪性度の低いものであって、その病巣が完全に治療されたとしても、再発を繰り返す(多中心性発癌)のが、肝臓がんの大きな特徴です。
 その肝臓がんの多くの原因が、B型、C型肝炎ウイルス感染が原因といわれています。
 患者会への相談も、再発を繰り返す患者さんからの相談がその多くを占めています。

 上記のことから、血管内治療を専門とする放射線科医を中心に、「肝臓病に取り組む医師の会」が、今年初めから「肝がんに関する講演会と相談会」が開催されるようになりました。
 最近の開催状況を見ますと

  4月24日 ゲートタワーIGTクリニック 白井 康博 副院長
          「肝炎、肝がんの安心してできる治療法」
  5月22日 西出病院 放射線科 バレンチナ オスタペンコ 氏
          「温熱療法によるがん治療」
  6月26日 泉佐野市立病院 外科 位藤 俊一 氏 
          「肝臓癌治療としての外科療法」
  7月24日 大阪厚生年金病院 内科 片山 和宏 氏
          「肝臓癌にならないための療養法」
    ○ 療養相談担当   講演された講師の先生、他
    ・ 共 催  癌治療薬早期認可を求める会
           肝臓病に取り組む医師の会

 外科医の挑戦

 本日(6/26)の位藤俊一(いとう・しゅんいち)氏は、いかにも外科医という風貌、造影剤を使った腹部超音波画像を利用し、がんの悪性度と治療方針(内科、外科的治療とその併用)、治療範囲を決めること、治療困難といわれる血管内浸潤をした肝がん治療などが紹介され、再発予防の対策の重要性にも触れられました。
 また、患者の高齢化に伴い、元気ながん患者さんも増えてきて、外科的治療も80歳の方が挑戦するなど、高齢者への治療法の研究も重要な課題になってきたと強調されていました。
 先生が働いておられる病院は、司会の堀先生の説明によると約1000例の肝癌などの手術例を有するそうです。

 患者と協同の取り組み

 この勉強会を主宰されておられるドクター、小規模有床診療所(でも設備は凄い)の放射線科医。
 あちらこちらでも、このような患者と協同した勉強会、できるようでなかなかできないものです。
 患者がもっとドクターに働きかけなければ!

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June 25, 2004

控訴人意見陳述 劇症肝炎家族の叫び

 6月3日、仙台高等裁判所(地方裁判所と誤って記載していました。訂正します)で一つの裁判が結審しました。
 母が息子の劇症肝炎死を不審に思い、策定されてから20年来変わっていない診断基準に問題があるとして、損害賠償事件を起こしたものです。

 結審に当たってのお母さんの「控訴人意見陳述」が、この裁判を応援している療友から送られてきましたので、転載させていただきます。(病院名と医師個人名の一部をイニシャルに変えてあります)

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控訴人意見陳述書

 本日、6月3日は、偶然にも私の満55歳の誕生日です。
 私は55歳の今日まで生き長らえることができましたが、息子隼人の命はわずか21歳というあまりにも短いものでした。
 歯科大3年生で、将来に夢も希望もあったはずの息子の短かった人生を思うとき、私は人の命の重みを毎日考えさせられております。
 隼人が亡くなってもうすぐ6年になろうとしています。しかし、その6年という世の中のときの流れです。
 隼人を亡くしてからの私の心の時計は止まったままです。
 隼人の成長を楽しみに、たくさんの写真を撮り続け、増え続けていた「アルバム」は、21歳の大学3年生の夏休みを最後にもう1枚も増えることはありません。
 増えることのない「アルバム」を見るたびに、本当に無念で、今でも涙があふれます。
 「命の重み」と言葉で言葉で言うことは簡単です。しかし、隼人の命の重みは、私たちにとっては、そんな簡単な言葉で、決して言い表せるものではありません。
 隼人が誕生した昭和52年4月28日から平成10年9月18日に亡くなるまでの21年4ヶ月と20日、7320時間、私は、歯科開業医という仕事をしながら、全身全霊を傾けて、命がけで隼人を育てました。
 私が、もし、今までの人生の中で、他人に胸を張って誇れるものがあるとしたら、それは「子育て」です。
 隼人はそれだけ心血を注いで慈しみ育てた最愛の息子だったのです。
 その隼人は、平成10年8月24日、急性肝炎で岩手県立A病院に入院し、医者とその病院に命を委ねました。
 担当のY医師は、9月4日、「隼人君は回復しています。大丈夫です。私に任せて下さい。」と言いました。私はその言葉を直の信じて、隼人の1日もも早い退院を夢見ていました。
 それなのに、どうして、隼人は、そのわずか4日後の9月8日、岩手医大に転院しなければならないほどの重症になってしまったのでしょうか。
 そして「回復する」というY医師の言葉からわずか2週間後の9月18日に、命を失うことになったのでしょうか。
 隼人はただ運が悪かったということで済まされてしまうことになるのでしょうか。
 どんなに医学が進歩しても、どんなに優秀な医者でも、死んでしまった隼人を生き返らせることはできません。そう思うと、人の命を預かる病院や医者の責任がどんなに重いものであるわかるはずです。
 患者や家族は、患者の命に真攣に向き合ってくれる病院や医者を心から望んでいます。
 又、患者や家族の気持ちを本当に改み取ってくれる心優しい、技量の優れた医者を必死に求めています。
 バカが付くほどの真っ正直な息子が9月3日に、「僕ちっとも治っているような気がしないんだよ、お母さん。」と言いました。
 この言葉こそが、当時の隼人の真実の病状を表していたのです。
 今、自信を持ってそう断言できるのも私自身が隼人を産み、21年間命がけで育ててきた母親だからです。
 Y医師は、入院後ずっと黄色い顔をして、あんによく食べる子だったのに、ほとんど食事も出来なくて、食べ残しばかりしていた隼人に対して、9月1日以降、画像診断も、PT検査もしてくれませんでした。
 Y医師は、十分な検査もしないで「ちっとも治っているような気がしない」と言っていた隼人に対して、「回復しています。大丈夫です。私に任せて下さい。」とはっきり言ったのです。この時、もっとY医師が隼人と真剣に向き合ってくれて、少しでも隼人の深刻な病状に気付いていてくれていたなら、と残念でなりません。
 私は「僕ちっとも治っているような気がしないんだよ、お母さん。」と言った隼人の遺言とも言うべきこの言葉が真実であったということを証明しなければなりません。それが、残された母親としてできる、せめてものつとめと思っています。
 亡き隼人の裁判も早5年になろうとしています。
 私は、この裁判を通じて、隼人の言葉が真実であったことが明らかになることを信じています。
 回復などしていなかったのに、本人がそう訴えているにもかかわらず、回復していると安易な判断を下し、必要な検査や治療を施さず、ましてや、有益な情報すら与えなかった医者の責任が明確になることを願っております。
 そして、今後、隼人のような扱いをされて亡くなる「劇症肝炎患者」が1人でも少なくなることを切望しております。
 その時こそ、初めて若くして亡くなった隼人の命の重みの説明がつくような気がいたします。
 どうぞ裁判所におかれましては、命の重みと、それを受け持つ病院や医者の責任を十分にお考えいただき、本件について、公正な判断を下されますように心からお願い申しあげます。
 平成16年6月3日
                          小柳寿美子


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 また、劇症肝炎家族会などが3月6日に東京で開催された「劇症肝炎の診断と治療、肝炎の新しい治療法」勉強会の様子(写真)、日本肝臓病患者団体協議会と劇症肝炎家族会が3月に厚生労働省に提出しました。
 要望書や家族会からの呼びかけを掲載した日肝協の会報「肝臓のなかま」のファイルをご覧になることできます。

   肝臓のなかま 1頁
      〃     2頁
      〃     3頁
      〃     4頁

劇症肝炎勉強会の様子と講師の与芝教授

 写真 
 左 勉強会風景(文京区シビックセンターで)
 右 講師の与芝真彰教授(昭和大学藤が丘病院)

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June 24, 2004

ウイルス性肝炎患者の人権

 21日の飯野四郎先生の証言(患者の困難な社会生活の実態)や22日付神戸新聞の但馬地方の公立病院で自主公表の動きに接して、以前にいただいた「肝炎友の会・但馬連絡会」の会報記事を思い出しました。

 出石町人権尊重まちづくり審議会が「ウイルス性肝炎患者の人権」について、今年の3月に町長に答申したと出ています。
 この答申の「現状と課題」には、B型肝炎患者の感染原因にふれた後、
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 「C型肝炎患者のほとんどが、予防接種や輸血・血液製剤や過去の針・筒の連続使用により感染した人であり、いわばいわば医療行為により病気にされた被害者です。
 感染者は病気に苦しむとともに、医学的啓発の遅れから、歯科での診療拒否、産科や外科などでの過剰措置により、心を傷つけられるなど、誤解による偏見・差別を受けています。また、就学や就職についても、公正な合否の決定や採用選考が行われていない場合があることから、厚生労働省もC型肝炎等緊急総合対策で、『就職差別を未然に防ぐための公正な採用選考にかかる啓発・指導』を挙げ指導していますが、未だ徹底していません。
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 また、「今後のあり方」では、
 ・啓発資料などを作成して、正しい知識の普及と理解を図ること
 ・医療機関での不適切な対応をなくすために医学的啓発を推進すること
 ・採用選考時の対策
 ・福祉施設利用時の不適切な対応(利用拒否、施設内での隔離)など起らないように指導する
 ・肝炎ウイルス検査の受診率向上を図る
 ・公立病院に肝臓病専門医を配置し、先進医療を受けられる体制を整える。
など提示しています。

 これを受けて、出石町は肝炎対策を「人権尊重まちづくり基本計画」策定に取り入れるとのことです。

 但馬地区の肝炎患者さんは、但馬地区の行政担当者、医療機関従事者の方々が肝炎患者の苦しみを理解していないとして、兵庫県の患者会の中でこの地域だけの連絡会を組織しました。
 この間、公立病院の患者対応の不親切さを取り上げ、要望書を病院組合管理者である市長に提出し、市長と病院長との懇談を行い、「病院運営の改善」を約束させています。
 また、定期的に患者交流会を開催し、専門医の招聘などを行政に提言したり、日高町で肝臓病講演会を県の委託事業として行ったりするなど、患者自身で療養環境の改善に努力されています。

 このような活動も、フィブリノゲン納入情報の自主公開に病院が踏み切った背景にあるのではないでしょうか。
 今回の豊岡病院の情報開示と但馬連絡会の活動は、地域での患者会活動の良いお手本となるでしょう。学ばねばなりません。

 

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June 23, 2004

公立病院も情報自主公開 フィブリノゲン問題 但馬で

 神戸新聞は22日、「兵庫県北部、但馬地域の公立六病院は21日、C型肝炎の感染源とされる血液製剤「フィブリノゲン」を、1980年から同製剤に関する緊急安全情報が出た88年までの9年間に、計約2,200本を納入していた、と発表した」と報じました。

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June 22, 2004

一人一人の患者を大切に! 飯野証言 

 21日、薬害肝炎訴訟の大きな山場、飯野四郎医師に対する証人尋問を傍聴しました。
 大型台風6号が四国に接近、上陸するという嵐の日の裁判。
 9時15分から傍聴券の配布が始まり、48番を入手。今日も愛媛からU記者が原告の武田さんと取材に同伴されていました。台風で船も飛行機も止まったために、昨夜から出て岡山で1泊して来阪されたとおっしゃっておられました。
 10時から始まった裁判、今日は元厚生相当時から長年「肝炎関係研究班」の班長もつとめられた飯野証人への証拠調べ(原告側弁護士による尋問)。
 C型肝炎(血清肝炎)が重い病気であること、フィブリノゲンの製造承認がされた当時からそのことが専門家の間でも認識されていたことなどが飯野証人によって明らかにされました。
 昼休みを挟んで、4時間あまりにわたって行われた証人調べ、その内容をまとめる能力がありませんので、その後の報告集会で小山弁護士さんがまとめられたことの要旨を私のメモより紹介します。

証人尋問を担当された小山弁護士さんの報告要旨より(sinメモより)------------------

 今日の飯野四郎証人への尋問は、この裁判の大きな山場です。C型肝炎(当時の血清肝炎)が非常に重い病気であることを立証していただくために出廷していただいた大変重要な証人尋問でした。
 なぜ重要かといいますと、国の方は、フィブリノゲン製剤が製造承認された頃には血清肝炎が重い病気だとはわかっていなかった、血清肝炎が慢性化するという報告はあったが、症状も出なかったのだからからそれほど重い病気とは考えられていなかったと主張しています。
 もう一つは、肝硬変に進むという報告はあったけれども、どの程度進むかはわからなかったし、わからなかったから重要な病気だとは考えられていなかったと主張しています。
 飯野四郎氏は、フィブリノゲン製剤からC型肝炎の感染が問題になった時に、厚生労働省が日本肝臓学会に、血清肝炎・C型肝炎についてどのようにとらまえていたのか、その研究の歴史的経緯について問い合わせた時に、その回答書を起草された方です。私たちが今回の訴訟を起こすにあたって、この学会の回答書は大きな柱になっております。
 今日の尋問の中では、
 まず、現在C型肝炎は治療というファクターを除いてどのような病気なのかについて証言していただきました。
 1964年当時にさかのぼって血清肝炎はどこまでわかっていたのかについて証言いただきました。午前中の証言は1964年当時の知見について証言していただいたのですが、証言では、1964年当時の報告では肝硬変まで進展したという症例数は少ないかもしれない、しかし当時から医学を学ぶものにとって慢性肝炎は肝硬変に進む病気である知られていたと明確に証言していただきました。
 その後、血清肝炎の原因について追及されていってB型肝炎ウイルスが発見され、非A非B型肝炎といわれるようになり、C型肝炎ウイルスの発見にいたった。そして血清肝炎の原因の多くはこのC型肝炎であったという研究成果の推移について証言していただきました。尋問では弁護士から時代を追って論文を提示しながら、飯野証人にそれぞれの論文の意義付について証言をいただき、血清肝炎の時代から「重い病気」であった知見は変わらなかったことを明らかにしていただきました。
 最後に、C型肝炎の治療(インターフェロン治療など)についてその効果について証言いただき、このような治療法が登場しても、C型肝炎が患者さんにとってどれ程たいへんな病気であるのか、治療の最前線で携わっておられて多くの患者さんを診ておられて、患者さんの「負担」(経済上、時間的物理的、社会生活上)についても証言をいただきました。
 証言をいただくにあたって、診療や病院長というたいへんお忙しいお立場なのに、準備のために多くの時間を割いていただきましたし、今日も4時間以上にわたる証言を裁判所でしていただくという原動力になったのは何かということについても、証言の中でお話しいただきました。
 この証言で、先生が長い間患者さんを診ておられて、C型肝炎の治療体制を前進させるために国を動かしていこうという情熱が皆さんにも伝わったと思います。
------------------------------------- 以上

 報告集会では、飯野四郎先生も参加され、証人尋問を終えた感想をお話しされました。

 「肝臓の専門家としてやってきて、肝臓の病気で命を落としてもらいたくない、一人でも多く肝臓病で命を落とす方を無くしたい、そういう気持ちでやってきましたから、国が一つでも治療の促進につながるような施策をとってくれれば、私の願いからすれば果たせる。患者の皆さんからみれば不満かもしれませんが。私の個人的な願いからすれば、その様なことで一貫してやってきたわけで、その様な立場で患者さんを診てきました。そういう輪が全国にも広がって欲しいと思います。」(sinメモより)

 長時間の裁判、報告集会、正直言って疲れました。でも、ご高齢の飯野先生が長時間にもかかわらず、ご自身の専門性を発揮され、長年の肝炎研究に裏打ちされた立派な証言をされ、自身の心情も最後に述べられたことには、感銘を受けました。
 患者の立場に立ってお仕事をされておられると思いました。

報告集会で感想を述べられる飯野先生

 写真 
 左 報告集会(中之島中央公会堂)で感想を述べられる飯野先生
 右 私が受け取った傍聴券

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June 21, 2004

大阪地裁 薬害肝炎訴訟 傍聴券は!

傍聴券の配布について

 21日の公判期日傍聴について、いくつか変更があります。

 当日、午前9時15分より先着順で傍聴券の配布を行うとのこと

 時間は「9時15分」、「傍聴券は抽選ではなく先着順」で配布に変更されています。

 傍聴券配布場所 大阪地方裁判所北広場

 

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June 20, 2004

医師主導治験 国内第1号となるか

 癌治療薬早期認可を求める会(代表・三浦捷一、三浦クリニック院長、医師)は薬事法における医師主導の治験届を6月24日、医薬品医療機器総合機構・理事長あて提出します。

 治験薬は、非還式レチノイド。
 自身も肝がん患者である三浦氏を治験責任医師として今年3月、共同責任医師、治験担当医師、医療機関の参加を要請していましたが、協力してくれる医師や医療機関ができて、事務手続きなどを協力してくれるスタッフや治験審査委員会も立ち上がり、届出にこぎ着けました。届が受理されれば、医師主導治験の国内第1号となるようです。

 残された大きな課題は、メーカー(日研化学)が非還式レチノイドを被験者が治験に応じられるようにきちんと提供してくれるかどうか、これからの交渉がまだ残っているようです。

 午前中に届出を済ませ、午後には、厚労省ビル内の厚生労働記者室、日比谷クラブ(専門紙・業界紙記者室)で、それぞれ記者会見をされるそうです。

 メーカが行っている治験=NIK-333

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June 19, 2004

埼玉で 講演会

 本日、肝臓病講演会と薬害肝炎訴訟説明会が、さいたま市で下記の通り開催されます。

 と き   2004年6月19日(土) 13:30~
 ところ   さいたま市大宮区土手町1丁目の「JA共済埼玉ビル
 講演会講師 デルタクリニック(所沢市)の日野邦彦院長
 講演テーマ  「C型肝炎の病態と治療」
 定 員     80人

   朝日新聞 04/06/15付

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岩手日報で 18日付

 岩手県紫波町の肝炎対策、助成事業が始まったことを、岩手日報18日付で報じています。

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June 18, 2004

自身で選択? 治療法

 17日付朝日新聞夕刊に、「治療法『自分で選択』 医薬産業政策研調査 『医師まかせ』を上回る」の見出しで、掲載されています。
 「医薬産業政策研」は、日本製薬工業協会のシンクタンク「医薬産業政策研究所」。記事は、「治療方法は、医師まかせでなく自分で決めたいと願う人が多数派になりつつある現状が浮き彫りになった」と報じています。

 この間、日本肝臓学会主催のものや薬害肝炎訴訟を支える会が行ったものなど、各地で肝臓病医療講演会が行われてきました。いくつかの講演会に参加し、参加者からドクターへの質問を聞いていて気になったことがあります。

 C型肝炎患者でインターフェロンが使えなかったり、効かなかったりした方が多いこと、その人たちの肝炎沈静化のためには、グリチルリチン製剤注射薬が治療の第一選択肢になること。
 このグリチルリチン製剤注射薬に付いての質問が多いのです。
 政府保険医協会医療機関団体などが、ジェネリック(後発品)を使うことを推奨し、多くの医療施設で先発品から後発品に切り替わってきています。患者からは、「後発品になってGPT値が下がりにくくなった」、「うった後の感じが違う」「本当に先発品と後発品は効果(肝炎を沈静化させる)が同じなのか」など、患者さんの心配が質問として出されていました。

 これらの質問を聞いていて調べてみるのですが、後発品と先発品の成分比較の研究発表が今年も4月21日から開かれた「日本消化器病学会」(仙台市)で1件あったのですが、効果比較の研究データは見あたりません。
 ぜひ研究をして、効果が同等という結論が出るまで、患者に後発品を押しつけないで欲しいものです。

 消費者は、店先の商品を選んで買うことができます。
 しかし、こと医療となると「患者」(消費者)が、保険診療で認められているグリチルリチン製剤の内から、これをうって欲しいとドクターに言えないのが現実でしょう。
 

 

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June 17, 2004

シネヌーヴォで

 19日から、大阪市西区九条の映画館シネヌーヴォで『熊笹の遺言』 が上映されます。

 「熊笹の遺言」:遠い昔に追われた故郷、まだ終わってはいなかった・・・・。ハンセン病勝訴のその後を描いた感動のドキュメンタリー映画!

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患者のなげき

 14日、耳原総合病院で定期的に受けている胃カメラ検査。何度受けてもなれない、苦痛でいやなものです。
 検査を担当されてO医師、「静脈瘤はできていません。胃の方も大丈夫ですよ」と簡単な説明をしてくれました。
 検査室を出ると、10年来闘病の先輩であるKさん。エコーとCTの検査があるそうです。肝炎も相当進んで、線維化の進行と肝発がんを阻止する目的で少量(300万単位)のインターフェロン(2a)を週2回、グリチルリチン注射薬2アンプルを週3回、耳原病院で受けておられます。
 お住まいからは遠い病院ですが、CTやエコー検査を頻繁に受けておられるので、高額療養費が病院毎の「限度額」で、近所にかかりつけ医を持てないと嘆いておられました。ご夫婦で年金生活、収入が少ないので医療費負担には耐えられない。

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June 16, 2004

保健所の仕事 難病患者支援

 16日、私が所属する患者会の会員さんがいる米子(鳥取県)まで行ってきました。
 米子保健所で、「原発性胆汁性肝硬変」患者の交流会が行われたので見学です。
 この保健所では、数年前から難病患者支援事業として、患者交流会を行っています。
 11人の患者。家族が集まり、情報交換やら療養上の心配事を出し合って交流を行っていました。
 のどの渇きや涙が出ない(シューグレン症候群)症状を持った方が多く、他に指先のしびれや、リウマチ様症状を訴えておられた方も。食道静脈瘤の治療を何度も受けておられる方は、歌手の牧村三枝子さん同じ治療を受けて復帰された、一度お呼びして歌や体験を聞きたい・・・・にぎやかに交流が行われました。
 S保健師さんからは、今年も3回ほど交流会を計画する、そのうち1回は専門医を呼んで勉強会をしたい、お呼びするドクターの希望を出して欲しいと提案されていました。

 私からは、全国のPBCの患者会の状況を説明し、7月25日米子で行われる「肝臓病講演会・患者交流会」への参加のお願いをしました。(交流会参加の皆さんで記念写真を撮りました。)

鳥取、米子風景
 写真 上 米子保健所でのPBC(原発性胆汁性
        肝硬変)患者交流会
     中 左 因美線なぎ駅
        中 津ノ井 鳥取平野の田園風景
        右 鳥取 鳥取ろう学校写真部作品集が
              おいてあった喫茶店
     下 左 国道9号線が走る海岸
        中 米子保健所前からの大山
        右 無駄遣い公共事業 苫田ダム
          未だに工事中です(岡山県)
          苫田ダム 試験潅水開始

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June 15, 2004

「薬害肝炎訴訟を支える会大阪」のブログ

 支える会・大阪のブログが始動しました。
  http://canensoshou.jugem.cc/?eid=1

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「コンフリー」に注意 厚労省が呼びかけ

 読売新聞(東京本社)15日付で、「コンフリー(ヒレハリソウ)」(ハーブの一種、健康食品や茶葉などに加工して利用)について、厚労省が14日消費者に使用の注意を呼びかけたと報じています。

  新聞記事  読売新聞
  厚労省のサイト
     「シンフィツム(いわゆるコンフリー)及びこれを含む食品の取扱いについて」 

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June 14, 2004

患者会活動で2度目の鹿児島訪問

 13日、鹿児島での肝臓病医療講演会 、講師のドクターにご協力をお願いしたこと、地元の患者会の方々とお話しをしたいこともあって、関空から空路鹿児島に向かいました。
 午前中に少し時間があったので、会場近くの鶴丸城のまわりを散策し、国内初国産の低床(バリアフリー)路面電車などを見て回りました。
 講演会では、鹿児島厚生連病院院長の窪園修先生が、C型肝炎など肝臓病の基本と厚生連病院での治療実績を示しながら、インターフェロン治療の歴史などを丁寧にお話しなさいました。

 第2部は、患者交流会。地元の鹿児島肝友会の馬場会長さんから患者会の活動を含めたご挨拶で始まりました。
 実名公表して裁判を闘っている原告の方も出田さん、小林さんが参加され、それぞれの思いをお話しされました。
 出田さんのお話、200万人のC型肝炎患者の代弁者の一人として頑張りたい、止血の薬効が無かったことが明らかになったフィブリノゲンでC型肝炎を蔓延させた国と旧ミドリ十字の責任をはっきりさせたい・・・は、心を打ちました。
 地元の法科大学院で学ぶ学生(Oh!姐御)さんや、医療問題に取り組む(鹿児島医療問題研究会)地元の弁護士さんたちも応援に駆けつけてご挨拶なさるなど、薩摩の人たちのあつい心にも触れることができました。

 講演会の詳細は、古賀弁護士さんのココログ版に。
    http://lawyer-koga.cocolog-nifty.com/fukuoka/2004/06/post_27.html

 鹿児島は、患者会活動で2度目の訪問です。最初はもう10年ほど前、南九州肝炎の会(宮崎・鹿児島)で活動されていた須賀会長さんが、インターフェロン治療中に脳梗塞で倒れられた時。自宅にお見舞いに行きました。
 鹿児島大学の有馬教授(当時)の協力で、肝臓病講演会の出前ができなくなったことを心配されていました。
 須賀さんは、専業農家。ご自宅のまわりは田園でした。

講演会と会場周辺を散策
 写真 左上 講演会風景(第2部 患者交流会)
     右上 国産初の低床式路面電車
     右下 右1 市立美術館前

         右2 西郷さんの銅像

         右3 鶴丸城のお堀で

         右4 同 石垣
 

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June 13, 2004

きしむ車輪には油がさされる

 12日、地元の女性のグループが企画した「イラク報告を聞くつどい」に参加しました。
 医薬品を届けるボランティアのために4月5日からイラクを訪れ20日帰国した西谷文和さんのお話では、イラクでは劣化ウラン弾の被害が深刻なようです。ご自身が撮影した多数の写真でウラン弾の粉塵による内部被爆を受けた子どもたちの様子が紹介されました。
 西谷さんは、地方自治体の職員。有給休暇を利用して、南アフリカ、カンボジア、コソボ、イラクなどに医薬品を届けるボランティア活動をしながら、紛争で困窮している住民の姿を日本で紹介する活動を精力的に行っておられます。
 講演のまとめとして、「自己責任」問題に触れられて、日本のことわざに相対するアメリカのことわざを紹介し、平和の大切さを強調されていました。 「きしむ車輪には油がさされる」

イラク報告を聞く会

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June 12, 2004

13日千葉で 講演会

 千葉で薬害肝炎訴訟弁護団と千葉肝臓友の会などが共催して、肝臓病医療講演会が開催されます。
  ◎日 時:6月13日(日)13:30~
  ◎テーマ:「C型肝炎の最近の治療」
  ◎講 師:横須賀収先生(千葉大学大学院医学研究院)

  14:50~
  ◎テーマ:「薬害肝炎訴訟の現状」
  ◎お話しする人 薬害肝炎弁護団弁護士

○場 所:千葉市生涯学習センター 地下1階メディアエッグ
    [JR千葉駅東口・北口より徒歩8分,
     千葉都市モノレール千葉公園駅から徒歩5分]
       〒260-0045 千葉市中央区弁天3-7-7
       TEL:043-207-5811
○主 催:千葉肝臓友の会・薬害肝炎訴訟弁護団

 毎日新聞(04/06/10千葉版)で報道されました。
  

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病院の「患者情報室」

 11日、府PTA協議会の総会が大阪国際交流センターで開催されました。私の街でのPTA活動最後のおつとめとして参加しました。
 総会後に、「独立行政法人国立病院機構 大阪医療センター」内にある患者情報室に立ち寄りました。
 このセンターのお世話係Yさんにお話を伺ったところ、最近肝炎患者からの問い合わせや相談が多くなったそうです。お話を伺っていると、この病院を利用しているIさん(旦那さんが肝がんの疑いで通院中)がやってこられ、お話をお伺いしました。Iさんは、ここで肝がんの体験記などを記した本を探しに来られたのです。
 旦那さんが「肝がん」と診断がつけばどのような治療法が良いのか悩んでおられました。

 患者情報室

  2002年4月に大腸がんで亡くなられた、朝日新聞記者 故井上平三さんの遺志を引き継ぎ、夫人が寄付された基金を財源に、2003年10月に開設されました。
 「患者が気軽に病気や検査・治療方法を学ぶことができる情報室があれば」「同じ病気や治療を受けた先輩患者の体験談を知りたい」と平三氏が語っていたことを具現化されたものです。
 「患者情報室」は、国立病院大阪医療センターが場所を提供し、NPO法人ささえあい医療人権センターCOML(コムル)が企画・運営を担当します。
 癌治療薬早期認可を求める会代表・三浦捷一氏が執筆した「癌と闘う」や大阪の肝がん患者など肝臓病患者会の会報「友の会だより」なども寄贈し閲覧できるようになっています。

 開室時間:10:00 - 16:00
 電   話:06-6942-7321(直通)
 住   所:〒540-0006 大阪市中央区法円坂2-1-14
      独立行政法人国立病院機構 大阪医療センター内
       救急災害医療棟1階

 ● 相談員が常時複数おられ、書籍も2000冊を超え、各患者団体
   の会報やパンフレットなども閲覧できるようになっています。
    また、パソコンでインターネット利用して治療情報なども調べる
   ことができます。

   写真は、お二人の相談員と書架    

患者相談室風景

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June 11, 2004

インターフェロン治療に助成 岩手県紫波町

 岩手県紫波町(人口34,513人、04/04現在)、同町は肝臓病で死亡する人の割合が県平均の2倍以上と高く、2002年から「C型肝炎啓発プログラム開発事業」など熱心に取り組んできました。希望する住民(40歳以上)について無料で肝炎ウイルス検査も行っています。
 6月から、新しい肝炎対策事業として、治療費助成を始めます。読売新聞東京本社発行04/06/10付朝刊によりますと、町担当者(長寿健康課)は「周囲の目を気にして、治療に消極的な患者も多い。助成をきっかけに、一人でも多くの人が治療を始めてほしい」と述べていると報じています。

 治療費の助成対象になるのは、町内に1年以上住んでいる住民で、肝炎ウイルスに感染し、医師がインターフェロンを含む治療を行った方が良いと判断した患者。
 助成額は、収入によって月額8000円か1万円を、5か月を限度に助成します。

 このような助成制度が実現したのも、同町の患者会「いわて紫波肝友ネット」がねばり強い活動で、岩手医科大学、医師会、町などと「C型肝炎啓発プログラム開発事業」のワーキンググループに参加し、医療講演会や患者交流会などの事業や提言活動を行ってきたたまものです。
 この助成制度の発足について、「肝友ネット」の小田中会長は、「財政難で肝炎患者への支援を見直す自治体が多い中で、紫波町の決断を評価している。住民の正しい理解にもつながると期待している」(同新聞記事)と評価しています。

 このような事業が全国に波及するように、私も頑張りたいと思っています。
いわて紫波肝友ネット会報

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専門家証人の尋問

 6月21日、大阪地方裁判所で薬害肝炎訴訟の専門家証人への尋問が始まります。証人は、飯野四郎医師(日本肝臓学会・監事、 医療法人静山会清川病院病院長)。
 飯野四郎氏は、
  1)C型肝炎が現在も重い病気であること。
  2)1964年当時においても、すでにC型肝炎(以前は血清肝炎もしくは
   非A非B型肝炎と呼ばれていた)は進行性の予後の悪い病気である
   ことはわかっていたこと
を証言される予定です。

 裁判は、6月21日(月) 午前10時~午後4時頃まで
      大阪地方裁判所 202号法廷
      ●傍聴券が必要 9時30分から抽選●

 是非、傍聴をお願いします。

 ニュースレター

 「薬害肝炎訴訟を支える会・大阪」「薬害肝炎訴訟を闘う桑田智子さんとその家族を支え、裁判の勝利と薬害の根絶を目指す有志の会(桑田ファミリーを支える会)」のニュースレターができあがりました。
 10日は、それぞれの発送作業が行われました。

 ニュースレターご希望の方は、「薬害肝炎訴訟を支える会・大阪」事務局(大川・村松・坂本法律事務所・tel:06-6361-0309)まで。
ニュースレター
  写真 左 支える会・大阪
      右 桑田ファミリーを支える会
  それぞれのニュースレター表紙

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June 10, 2004

鹿児島で 肝臓病講演会と交流会

04/03/17 福岡県弁護士会館で記者会見に臨む出田さん
写真は、04/03/17 福岡県弁護士会館で実名で裁判を闘うと記者会見に臨む出田さん

 実名を公表して訴訟に加わっている熊本市の主婦出田妙子さん(46歳)が8日、薬害肝炎訴訟弁護団と鹿児島県庁で記者会見し、13日に県弁護士会館で医療講演会や患者交流会を開くと説明しました。
 C型肝炎患者への理解を深めるのが狙いで、薬害患者に限らず、広く参加を呼びかけています。

 と   き   6月13日(日) 13:30~16:30
 と こ ろ   鹿児島県弁護士会館(鹿児島市易居町2-3 )
 プログラム
  1.医療講演会 「C型肝炎の最新治療」   13:30-15:00
     講師:鹿児島厚生病院 院長 窪園 修 氏(日本肝臓学会専門医)
  2.患者交流会 薬害肝炎訴訟の意義・目的について
         (原告から/弁護団から)     15:10-16:00
    質疑応答・肝炎訴訟に関する個別相談(弁護士) 

 交流会には出田さんと、新生児投与で感染した福岡県の小林邦丘さん(31歳)も参加し、裁判に加わった心情を語ります。
 14日 10時-16時には無料電話相談=092(735)1193=も弁護団が対応し行います。 

 講演会は、鹿児島肝友会(代表:馬場新一郎さん)が主催します。当日は、患者会活動についても馬場さんからお話がある予定です。

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June 09, 2004

知事に要望書手渡す 北海道

 肝炎など難病対策での医療費助成制度を見直すとする方針を打ち出した北海道。
 肝炎友の会など難病団体が高橋はるみ知事に「要望書」を手渡しました。
 9日付北海道新聞が報じています。
  

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薬害肝炎 ミニコミ紙でも

 私の街とお隣の2市1町に配布されているミニコミ紙「奥様もしもししんぶん」。
 このミニコミ紙の6月9日付「地域医療Q&A」に。「『薬害肝炎』って・・・?」が掲載されました。
 短い記事ですが、要領よくまとめて解説され、「フィブリノゲン製剤等の血液製剤は、手術や分娩時に・・・広く投与されていたため、投与されていたことに気づいていない人も多く、1987年までに手術・出産の既往のある方は、C型肝炎ウイルス抗体検査によるチェックを受けられることをおすすめします。(内科川北クリニック・川北啓喜)」と結んでいます。
View image

 薬害肝炎訴訟ですが、福岡の古賀弁護士さんのサイトに、昨日(6/8)に東京地裁で行われた弁論等について報告されています。

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June 08, 2004

肝硬変への悪化の目安

 肝臓病患者の場合、「コリンエステラーゼ」が標準値(3,000~7,000IU/l/37℃)から高値になると「脂肪肝」、低値になると肝硬変と以前から主治医から説明されていました。
 私も、肝炎と診断されまもなく20年。画像診断などから「肝硬変」と診断されています。自身では血液検査で「アルブミン」「コリンエステラーゼ」「ビリルビン値」を注目しています。

 昨日の読売新聞に、C型肝炎から肝がんに進行する危険性をみる血液検査項目として「コリンエステラーゼ」が取り上げられていました。 
 このコリンエステラーゼの値が標準値から2割以上低いと肝がんの発生母地となる「肝硬変」と診断できる確率が97%だということがわかったとしています。

 東京大学の小俣政男教授は、数年前に「血小板数」で、肝硬変への進展の可能性が判断できると発表しました。
 血小板は、一般的な健康診断でも測定する項目ですから、多くの方々に当時注目され、肝炎患者はこの血小板の数値だけで「肝硬変か?」とおののいたものでした。

 一方、「コリンエステラーゼ」は、まだまだ特殊な検査で肝炎患者の定期的な検査でも実施されていないことが多いようで、私の療友たちからの相談でも、その数値を把握していない方が多いのです。
 今回の読売新聞の記事で、ドクターたちも肝炎患者もこの「コリンエステラーゼ」に注目され、広く検査が行われることに期待したいです。
 「コリンエステラーゼ」は、神経細胞間の情報伝達になくてはならない酵素で、肝臓でのみ生成されるタンパク質です。オウムのサリン事件のおりに、この酵素がサリン被害者の重要な検査項目にもなり、注目された酵素でもあります。

 コリンエステラーゼなど検査項目の解説は、検査請負会社「三菱ビーシーエル」のサイトに詳しくなされています。
 
 注 肝臓と血小板  血小板数
              C型肝炎と血小板数1
                  同  2
              C型肝炎.comは大変役立つ解説サイトです。

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関東でも 講演会

 薬害肝炎訴訟を応援する会「薬害肝炎訴訟を支える会・大阪」の世話人として、西日本地域での「肝臓病医療講演会・患者交流会」開催のお手伝いをしてきました。支える会の呼びかけに地元の患者会も応えてくださり、京都、滋賀、兵庫、愛媛、島根、岡山、大阪などで開催できました。

 関東でも、いよいよ千葉、埼玉、茨城で開催されます。福岡の古賀弁護士のサイトで紹介されています。
 関東周辺の方々、是非、ご参加ください。
 

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June 07, 2004

C型肝炎を撲滅して!

04/06/06 くらしき肝友会などが開催した医療講演会風景(くらしき保健福祉プラザホール) 

 6日午後、岡山県倉敷市・倉敷保健福祉プラザホールで医療講演会・患者交流会が開催されました。
 川崎医科大学付属病院肝臓消化器病センター副センター長の戸川三省先生が講師を務められました。
 C型肝炎の基本的な考え方と最近注目されている治療法であるインターフェロンの少量長期投与法などについて、わかりやすくお話しされました。
 6月1日に発売された日本肝臓学会編「慢性肝炎治療ガイド」も紹介されました。
文光堂刊 「完成肝炎治療ガイド」の表紙

 患者交流会では、倉敷肝友会、岡山肝臓友の会の活動紹介、薬害肝炎訴訟の原告、同弁護士の訴えなどがあり、参加者からは、医療費が払えない、C型肝炎はいつ撲滅できるのか、肝がんの再発をなくす方法は、など意見が出されました。
 
 

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June 06, 2004

肝臓学会トピックス

 5日、島根県出雲市で地元のいずも肝友会が肝臓病医療講演会・患者交流会が開催されました。
 講演会では、島根大学医学部・佐藤秀一医師が、講師を務められました。
 佐藤医師は、この日、日本肝臓学会が開催された千葉・浦安市から1番の便で帰ってこられ、講演会に臨まれました。
 学会のほやほやのトピックスがいくつか紹介されましたが、印象に残ったのは、2つありました。
 ● 学会の推計によると2015年には肝がんや肝不全でなくなる方が60000万人を超すだろうということ。(2002年は44,000人)
   →いっそう増えるということです。
 ● C型肝炎ウイルス量の検査法に4月から新しい方法が保険適用で導入されていること。
   インターフェロン治療の適否の判断に活用されるHCVRNAアンプリコア定量 ハイレンジ法
    ・ HCV RNA 低・中濃度域測定に適した原法
               「従来法」  0.5k~500KIU/ml 
    ・ HCV RNA 中・高濃度域測定に適した測定法
               「ハイレンジ法」  5K~5,000KIU

 患者交流会では、薬害肝炎訴訟を支える会大阪から、弁護団3人、私が参加し、薬害肝炎訴訟が肝炎患者全体の医療や療養生活の改善をどのように変えるかなどを説明しました。

04/06/05 いずもパルメイトでの医療講演会、途中寄った松江城天守閣 <写真>  左  いずもパルメイトでの講演会風景
         右  松江城天守閣

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June 05, 2004

難病としての肝炎対策 北海道新聞で

 毎年、全国で4万5千人もの人たちが肝がんや肝不全で亡くなっておられるB型、C型肝炎。ウイルスを排除するといわれて登場したインターフェロンが保険適用になってB型で19年、C型で10年以上になる。
 治療薬が登場したにもかかわらず未だに肝がんでなくなる患者は、後数年は増え続けるだろうと専門医は公開講座などで説明しています。これらのウイルス性肝炎が「難病」だといわれるゆえんでしょう。

 しかし、国の「難病対策」では、国の医療費助成などの支援策はありません。
 患者たちのねばり強い運動で都道県独自の支援策としてウイルス性肝炎も都道県単独事業として医療費助成制度が、北海道、東京都、長野県、愛知県などで行われていました。
 その後、愛知県が非代償性の肝硬変患者のみに助成制度を限定しましたし、東京都も肝炎への助成制度を廃止する方向での経過措置になってしまっています。
 北海道も肝炎への助成制度を廃止する方針を打ち出しました。
 北海道新聞6月3日付で報じています。

 B型肝炎、C型肝炎に医療費助成制度を守っているのは長野県だけになりそうです。
 一度発病すると完治する方が少ないといわれているB・C型肝炎、血液を介して感染する感染症です。過去の医療行為が日本でこれらの病気を蔓延させた医原病であるとも指摘されています。

 ずさんな集団予防接種が原因でB型肝炎に感染したと国を相手に損害賠償を求めている裁判も最高裁に。
 フィブリノゲンなどによる薬害C型肝炎訴訟も72人の原告が5地裁で国と製薬会社を相手取って裁判を行っています。

 今後の国の肝炎対策をきちんとするためにもこれらの裁判の行方は重要だと思います。

 北海道で起こっていること、6月3日付北海道新聞をご覧ください。
 私の療友が患者としてのコメントを述べています。 
  

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June 04, 2004

納得できる医療 患者中心とは

 昨日3日、NHKクローズアップ現代で、「納得”のがん治療を目指せ」を放送していました。
 静岡県立がんセンターの取り組みです。
 患者が自身の病状を電子カルテからみることができる、主治医からきちんと病状について説明を受け、治療法について自身で決めることができる病院システムを作り上げていこうとする様子を放送していました。

 患者会などで同病者による相談活動に携わっていて、同病の患者から相談を受けるその内容は、ドクターからきちんと自身の病状と治療計画の説明がされていないことです。
 驚くことには、高名な専門医といわれる方ほど、たくさん患者が集中し、1日の外来診療ではゆっくり説明を受けられない、患者側からしつこく説明を求めると他のドクターを紹介するからそちらで説明を受けてほしいと。

 先日の講演会の講師(開業医)のドクターも、ある病院の専門医からたくさん患者を紹介されるようになったと、講演後の雑談のおりにいっておられました。

 C型肝炎の患者さんも多く、毎年肝臓病でなくなる方は4万5千人にも上っています。治療ガイドラインだけでなく、ウイルス肝炎の治療体制をきちんとしなければなりません。 

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島根・岡山・鹿児島で 肝臓病講演会・患者交流会

 C型肝炎患者・ウイルスキャリアは全国に200万人以上いると言われています。
その多くの方は過去の何らかの医療行為でウイルスに感染し、感染していること
を気づかないでいる方もいます。
 肝臓病講演会では、ウイルス検査(病気の発見・診断)、治療について専門医
から説明されます。
 また、患者交流会では、お産の時の「フィブリノゲン」投与でC型肝炎を発病
された患者さんなどから「薬害肝炎」についてお話して頂きます。

【島根県出雲市】

 と   き   6月5日(土) 13:30~16:30
 と こ ろ   パルメイトいずも(島根県出雲市今市町971 )
             JR山陰線「出雲市駅」下車、北側徒歩すぐ。
 プログラム
  1.医療講演会 「C型肝炎の最新治療」   13:30-15:00
     講師:島根大学医学部消化器・肝臓内科 佐藤 秀一 氏
  2.患者交流会 患者会の役割、薬害肝炎訴訟の意義・目的について
    (原告から/弁護団から)     15:10-16:00
    質疑応答・肝炎訴訟に関する個別相談(弁護士) 


【岡山県倉敷市】

 と   き   6月6日(日) 13:30~16:30
 と こ ろ   くらしき健康福祉プラザ ホール
             (倉敷市笹沖180番地 )
 プログラム
  1.医療講演会 「C型肝炎の最新治療」   13:30-15:00
     講師:川崎病院 消化器・肝臓病センター 戸川三省氏
  2.患者交流会 患者会の役割、薬害肝炎訴訟の意義・目的について
          (患者会、原告から/弁護団から)  15:10-16:00
    質疑応答・肝炎訴訟に関する個別相談(弁護士)

 ○会場へは、  バス・ 倉敷駅から約11分
  ・ 下電バス・両備バスで「くらし   き健康福祉プラザ」下車
  ・ 古城池線のバスで「葦高小学校   前」下車 西へ徒歩5分

【鹿児島市】

 と   き   6月13日(日) 13:30~16:30
 と こ ろ   鹿児島県弁護士会館(鹿児島市易居町2-3 )
 プログラム
  1.医療講演会 「C型肝炎の最新治療」   13:30-15:00
     講師:鹿児島厚生病院 院長 窪園 修 氏(日本肝臓学会専門医)
  2.患者交流会 患者会の役割、薬害肝炎訴訟の意義・目的について
          (患者会、原告から/弁護団から)     15:10-16:00
    質疑応答・肝炎訴訟に関する個別相談(弁護士)
 ○会場へは、JR「鹿児島駅」下車、徒歩10分
    バス 「水族館口」下車、徒歩1分
    市電 「市役所前」下車、徒歩2分 

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June 03, 2004

肝臓学会総会始まる

 今日から千葉県で、日本肝臓学会第40回総会が行われます。
 プログラムをみてみますと、薬害肝炎訴訟を支える会や肝臓病患者会が共同して開催している「肝臓病講演会・患者交流会」で講師としてお世話になったドクターが、同総会の「エキスパートセッション」で講演される。
 愛媛・松山でお世話になった恩地教授は、「肝疾患の樹状細胞研究と臨床応用への挑戦」。
 宮崎で講師を引き受けていただいた坪内教授は、「HGF臨床試験プロトコールー発見から臨床応用までの長い道のり」。
 ラッチョンセミナーでは、大阪・堺で講師を引き受けてくださった西口修平助教授が、「肝硬変 代償期からの治療戦略」。

 難しいテーマですね。ウイルス肝炎、感染症ですが、発病する人としない人、その違いはどこから来るのか、免疫機構が関与しているといわれています。恩地教授は、肝疾患と免疫の研究をしておいでのようです。
 HGF、肝細胞増殖因子、肝硬変が進んで肝細胞が少なくなった状態を改善させるのに有望だという記事を以前に読んだことがあります。
 肝硬変でも代償期だとインターフェロンの少量長期投与で、肝臓を回復させることができることがわかってきました。このあたりのことを西口助教授は触れられるのでしょうか。


 私が所属する大阪肝臓友の会の第22回総会が11月13日に開催されます。
 このときの記念講演のテーマは、「肝硬変からの回復」を取り上げようと思っております。(役員会への提案はこれから)
 インターフェロン治療(少量長期)、運動・食事療法(筋肉維持)などが具体的な対処法のようです。学会での発表内容を参考にしながら、講師のドクター選定に悪戦苦闘しなければなりません。講師のドクターとの折衝を早くしなければならないのであまりゆっくりできません。


 肝硬変からの回復  関連サイト 肝不全の栄養治療肝寿会のサイトから)
 
 
 

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June 02, 2004

かかりつけ医

 長男がC型肝炎だとわかったのは、12歳の12月(小学6年生)。
 その冬休みに入院して肝生検という検査を受けました。その結果は、活動性慢性肝炎、肝炎でも初期の状態だそうです。
 主治医(小児内科)から、ほっておくと肝がんにまで進行することもあり、初期の方がインターフェロンも効きやすいから、早い内に治療を始めることも考えてほしいとアドバイスがありました。
 息子は、出産直後に近所の多くの方から血液を提供していただき、10時間近い手術を受けて、生をつないだ強者。そのときの輸血が原因だったのだろう。
 妻と相談して、春休みに入院し、インターフェロン治療を受けることを決めました。近所のドクターで春休み後9月までインターフェロン投与(筋肉注射)を引き受けていただくところを探すことになりました。
 近所のクリニック(内科)を5軒ほどまわり、「インターフェロン治療の経験はないが、勉強のつもりで引き受けましょう」という、血液病を専門とする一番若い内科医にお願いすることにしました。
 それ以来、私も含めて、このクリニックを家庭医と決めてお世話になっています。
 妻の高血圧、子どもたちが風邪を引いたとき、私は泌尿器関係が調子悪くなったときに、駆け込んで対応してもらっています。

 肝臓病も病気が進むと全身疾患になります。肝臓専門医だけでは、対応できないこともたくさん出てきます。「かかりつけ医」をもち、相談できるようにしておくことが必要です。
 かかりつけ医の有志の方々が、「かかりつけ医通信」を発行されています。療養の参考になります。一度お読みください。

 私の住む街の医師会では、かかりつけ医マップも作っています。冊子にして市民に配布しています。


 
 

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June 01, 2004

政治部記者 東奔西走!

  3月29日、弁護士さん、原告の武田さん、私が愛媛県庁県政記者室に出向き、4/4に松山で行う医療講演会・患者交流会の記者レクを行いました。
 当日、記者レクに顔を出されたのは、愛媛新聞のU記者。
 1社のみで、大阪や福岡から弁護士さんなどが参加しているのに、申し訳なさそうに、Uさんはいろいろと聞いてくださいました。
 HIVと同じようにこれからも大切なテーマとして取材したいと語っておられました。
 その後も、武田さんを追っかけて取材を続けておられます。
 4月4日の講演会の時も、古い一眼レフカメラ(ペンタックスSP?)を持参して取材されていました。
 その後の5月24日、大阪地裁での弁論・陳述、中之島公会堂での報告集会にも来販され、夜遅くまで私たちにつきあわれ、精力的に取材されていました。

 彼女の記事 「取材最前線 当事者の力」が5/30付朝刊に載っています。(概要は下記の通り)
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 DV(配偶者からの暴力)の実態や支援をどうすればよいか、あるDV被害者が医療従事者を対象にした勉強会を企画。今でも危険な立場にいることには変わりないが「自分の姿が同じように苦しむ被害者に勇気を与えることができれば」との思いが、彼女を動かした。
 一方、大阪地裁で争われている薬害肝炎訴訟では、武田せい子さんが原告第一号となって闘っている。武田さんは率先して実名を公表し、訴訟の顔となって動いている。
 生きていく上で不都合があっても、だれかがよくしてくれる。こうして腰を引き、とかく突出することを嫌う人が多数を占める本県において、勇気を持って立ち上がった当事者たち。その、苦しい経験から紡ぎ出される重い言葉に、真摯(しんし)に耳を傾けたい。
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