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July 28, 2004

ノミの視点、象の視点 C型肝炎をみる

 27日、会報「肝臓のなかま 愛知」7月号が届けられました。
 名古屋の肝臓病患者会「コスモスの会」が編集しています。

 500人の聴衆が集まった今年5月の肝臓週間に行われた「県民のための医療講演会」のことが詳しく紹介されていました。
 これを読んで、「象の視点でC型肝炎の治療体制を考え、ノミの視点で患者さんの診察に臨む主治医にめぐり会いたい」と。

 他に、
 ①昼の部と夜の部に行われる「肝臓病教室」の案内
 ②患者会の親睦旅行「コスモスの花に囲まれて
 伊那路といいじま温泉」の案内
 ③薬害肝炎名古屋訴訟 第4回期日傍聴記
  第5回期日傍聴のお誘い
  福岡訴訟原告・福田さんの報告集会でのあいさつ
などが掲載されています。 

 講演会の報告内容を紹介しますと

 講師は、500人の患者を診ているという社会保険中央総合病院・内科部長・山田春木医師、テーマは「こわい病気のやさしい話 肝癌なんてこわくない 一人ひとりに届けたいC型肝炎のメッセージ」。
 講師の山田医師が講演会の前に寄せられた文章が会報に掲載されていました。引用します。
  -------------------------- <要約>
 患者向けにこのテーマに話し出したのは4年前。(略)何十年にもわたり人生に影を落とし、ゆっくり、しかし確実に進行するC型肝炎は、時間的に巨大であるために全体像をとらえにくい病気です。その姿を象にたとえると、毎月の検査で主治医と患者さんがみているものは、象の背中にいるノミの視野に過ぎません。
 (略)象の姿を知ることも大切ですが、その視点に立つと今度はノミの姿が見えなくなります。今回の講演では、C型肝炎の様々な局面にいらっしゃる患者さんが毎月ご覧になっているものから出発し、何が大切で各人どの方向を目指したらよいのかを考えます。ノミの視点に立って、その方のC型肝炎を思い描くことが、三百数十人の患者さんに毎月わたしが行っている診療内容だからです。

 ・GPT値を抑えること、通院中の人は病気の進行が抑えられているのか
 ・C型肝炎の進展度の変化は具体的な数字に現れず、動きを心の目でとらえなければなりません。
 ・血小板は、ばらつきが大きく、感度の点からも数年追ったくらいでは、評価をするのは困難。
 ・GPTの数字は、C型肝炎の本質を表していない。
 ・「肝硬変」、“まだ”と“もう”
 ・インターフェロン治療=“ウイルスが消えた人”、“ウイルスが消えなかった人”、“肝癌と闘い始めた人”、それぞれの場合の視野とC型肝炎のどのようなメッセージが重要?

 (略)怖がらずに病気についての知識を深めていただこうとユーモアも交えて書いた、専門書でない病気の本「こわい病気のやさしい話」(文春新書)にも肝臓病の話は多数出てきます。わたしの処女作であるこの本と同じ、楽しい雰囲気の、そして各人何らかのメッセージを持ち帰っていただける講演会にしたいと思っています。
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