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August 26, 2004

原告の遺族も駆けつけた 大阪第12回期日

大阪地裁第12回期日後のl報告集会

 大阪地裁第12回期日の傍聴と傍聴に詰めかけた方の裁判所での案内係のボランティアをお手伝いしました。
 2時間ばかり裁判も傍聴できたました。その中での感想を少し紹介します。

 <写真> 上 原告と弁護団・薬害根絶デーで厚労省交渉の内容を報告する桑田さん
   裁判でのやりとりを説明する大幡弁護士
  下 原告・支える会共同制作のメッセージキルト
   学生の会が作製した支える会学生の歴史一覧

 この日は、原告側の証人・飯野四郎氏(肝炎研究家・臨床医)に対する被告国・三菱ウエルファーマの代理人からの反対尋問。C型肝炎がそんなに重い病気ではないこと(重篤性)、フィブリノゲンを製造販売しだした頃は、C型肝炎のことはわかっていなくて、国や企業にC型肝炎のことまで配慮する義務はなかったことを、被告側が提出した証拠(これまでに発表された「論文」や試薬メーカーが販売促進用にユーザーに配布していた「モダンメディア」、医療機関などでドクターが患者に説明するために使う「パンフレット」(製薬会社作製)に掲載された肝臓病研究家の文章を様々取り上げて、飯野証人に「重篤性がなかったのでは」と迫っていました。
 学術論文と販売促進用や現場のドクターが患者に「肝炎と前向きに闘っていこうね」という説明パンフレットの内容を同列に並べて、「重篤性がなかった」ことを証明しようとするところに、私は大きな矛盾があると思っています。

 飯野四郎証人も被告側代理人に、「もっと勉強して出直してきなさい」となんども注意していましたが、証拠に取り上げられった論文の一部分を示し、論文全体が言わんとしていることを無視した証拠にしなければならないところに、国や被告側の正当性がないことを傍聴人やマスコミにさらけだした「反対尋問」になってしまいました。
 また、保険診療に認めて欲しいと飯野証人や私たち患者会が国に強く要望している「瀉血療法」(保険適用になっていない=一般治療として国は認めていない)が登場してC型肝炎が治る病気だと証明しようと、代理人の勉強不足と厚労省の保険診療認可の非道さを逆に明らかにしてしまった被告側の証人調べでした。

■ボランティア
 今回の期日は、昨日東京で行われた「薬害根絶デー」に参加された全国の学生さんもチャーターバスで傍聴に参加してくださったことで、傍聴できない方も沢山出ることが予想されましたので、傍聴できるように法廷前にお世話係を置くことになりました。午後の係を引き受けました。途中で帰る方の傍聴券を預り、傍聴を待っている方に渡して法廷に入っていただくのです。
 始めて参加したという大阪北部の大学の学生さんとお話しする機会があり、この裁判のことやC型肝炎のことなど基本的なことを説明を求められて、私の方が裁判の基本的なことや病気のことを改めて整理させられた思いをしました・
 また、半月板の手術を受けてそのときにフィブリノゲンを投与されたという高齢の女性は、堺市での講演会でこの裁判のことを知り、始めて傍聴され、ご不自由な足を杖でかばいながら中之島公会堂の報告集会にも参加されておられました。
 ボランティアでは、支援される方々の熱い思いも知ることができ、励まされました。

■報告集会

 この報告集会には、東京の原告番号13番(昨年6月肝がんで亡くなる)の妹さんが駆けつけて、激励のご挨拶をいただきました。

 お姉さんは、18年間肝炎を患い、3年間肝がんと闘って昨年6月に亡くなられたこと、姉の遺言で裁判を最期まで見届けて欲しいと言われていたが、この1年間は悲しみのために東京の裁判所に出かけてもきちんと聞くことができなかって沈黙を守り続けてきたこと。
 全国から発信されるインターネットのホームページをみて、励まされて、自分も姉に代って行動をおこさければならない決意をして今日大阪にやってきたこと。
 全国の皆さんと裁判を闘い、原告の方々は体に気をつけて裁判を闘って欲しいと激励のエールを送られました。

 今日の一日の行動は、裁判を支援する輪が、そしてその力が大きくなっていることを改めて体感しました。
 
 

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薬害肝炎大阪訴訟 8月25日 期日報告へのリンク

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