安全指針が無い? 歯科領域
少し古いニュースになりますが、今年8月4日付の共同通信社の配信記事に、「C型肝炎、口にもウイルス 歯科の安全指針作成へ」というものがありました。Yahooのオンラインニュースで読むことができます。
記事によりますと、
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C型肝炎患者は口の中からも原因ウイルスが検出されることが、厚生労働省研究班の調査で4日までに分かった。最大でも血液中の濃度の10分の1程度で感染力は不明だが、同省は、注意が必要だとして、歯科開業医向けの安全指針をつくる。
---------- 引用終わり
厚生労働科学研究の平成14年から15年にかけての研究報告でも、医療現場では歯科領域と透析医療現場の肝炎ウイルスの感染防止対策を抜本的に強める必要があると指摘されていました。
やっとという感じです。
医療現場で参考になる書籍が、今年7月に発刊されています。患者会などで行政に肝炎対策を迫る参考にもなると思います。
「ナースのための肝炎看護ハンドブック C型肝炎対策を中心に」
著者/訳者名 : 清沢研道/編
出版社名 : 医薬ジャーナル社 (ISBN:4-7532-2100-8)
発行年月 : 2004年07月
サイズ : 146P 19cm
販売価格 : 1,995円(税込)
目次
第1章 ウイルス肝炎のA、B、C、D、E
第2章 C型急性肝炎の頻度と感染経路
第3章 C型肝炎の病態と診断
第4章 C型肝炎の検査法
第5章 C型肝炎の治療
第6章 針刺し事故の予防および対策
第7章 C型肝炎ウイルスの滅菌・消毒
第8章 C型肝炎の食事療法
第9章 (病棟における)C型肝炎患者のケア
第10章 歯科口腔外科領域におけるC型肝炎ウイルス対策
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