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October 17, 2004

残された人生、なにか一つでも 1

懇親交流会でお話しされる川口さん
 <9日、懇親交流会でご挨拶される川口さん>

 日肝協の全国交流のつどい、1日目の9日夜、夕食を兼ねた交流会が行われました。
 「レゾナンス」の歌声、各地から参加された方々によるショートスピーチなどがあり、和やかななか交流会が行われました。
 交流会の締めくくりの一つに、町田肝臓友の会の川口さんから、出版された「C型肝炎に出会って」についてのお話がありました。
 会場からも感動の拍手がわき上がりましたので、スピーチの内容をご紹介します。


   -------------- 
 私が、この本の出版を決意したのには、本を読んで下さった方々は、こんな苦しい事ばかり書いてあり、こんなに辛い治療なら、治療をするのは考えたいと思う方も多いのではと懸念されますが。
 副作用ほ、10人が10人、私と同じ強い副作用が出る事はありません。私が訴えようとしている事は、私達、肝炎患者は、自分が不摂生をして感染した病気ではなく国で認めら
れた治療にて感染してしまった病気である事。
 発病が、わかってからは辛くて苦しい人生を送って来たと思います。私も同じ思いで生活をして来ました。でも、こんな苦しい思いで治療をしても全員が完治を望めないでのです。完治する方の数の方が少ない。治療には、多額のお金がかかります。
 幸い私は、都の補助があり治療を受けられましたが、今はその補助も打ち切られ多額の費用がかかります。今後、私達を担って行く若い方々は、家族を抱え多額の費用をどこから捻出したらよいのでしょうか。若い人たちが安心して治療を受けるには、国の補助が必要です。
 また回りの方々の暖かい理解が必要なのです。治療中、私は何度も何度も頭がボーとするなか考えました。私は、何の必要があって、こんな苦しい思いをしながら治療をしに、この世に生まれて来なかればならなかったのか、そして、これからも生きていかなければならないのかを。
 でも、私たち肝炎患者も、たった1ツしかない大切な生命なのです。
 感染者だからと言って偏見や差別の無い人生を送りたいのです。
 1分1秒を大切にして笑顔・笑い声を多く残し人生を全うしたいのです。
 ぜいたくな望みなのでしょうか。
 幸い私は完治の見通しがつきましたが、完治したからと安心はできません。私達には、完治という言葉は、無いのかも知れません。

 完治の見通しがついたからと、ごの病気の仲間とお別れするのではなく、私達を担ってくれる若者達が安心して治療を受け、人並みの生活が送れるよう治療を受けられるよう、私達が国に訴えていかなければと思います。
 本を出版する事ほ、とても勇気が必要でしたが、残された人生を何か1ツでも手助けが出来ればと思っています。
   ------------ 以上

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