フィブリノゲン使った症例2件で証人に
24日に行われた薬害肝炎訴訟の福岡地裁で国側証人が原告側の反対尋問(第11回期日)を受けました。
この裁判の様子を読売新聞西部本社が25日付朝刊で報じています。
この記事によれば、国側証人の寺尾俊彦・浜松医科大学長(産婦人科)は、9月に行われた被告側の主尋問に対して、「製剤の有効性を証言したのに、発表論文で製剤を使った症例は2件だけ。有効性を認識していたのか疑わしい」として、学長の論文を弾劾証拠として提出した」、と報じています。
また、「原告側は、寺尾学長がかかわった約六百の論文や文献を調べた結果、血液製剤を使った症例が少ない上に、他の薬と併用しており、製剤単独の薬効は証明できていないと指摘した」と報じています。
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