肝がんと向き合う
患者会で療養相談を担当していると肝がんの患者さんから相談の電話をよくいただきます。
何度も再発する方が多いこと、治療してもすぐに再発される方もいます。
それぞれの治療法の上手な施設の問い合わせも多く、いつもご相談に応じるのに苦慮しています。
そんななかでインターネットで資料を探していたら、和歌山県の肝がん患者さんの本を見つけました。
新生出版「みたびの肝細胞がんと向き合って」弘末勉著。
<写真 ="「みたびの肝細胞がんと向き合って」>
著者は、和歌山県田辺市に住む元公務員。B型肝炎患者です。
読み進めると、地方で医療機関探しで悩まれたこと、かかりつけ医の指示が良く早期に肝がんが見つかっていることなど、同じB型肝炎(肝硬変)患者として大変参考になります。
3日、「がん治療薬早期認可を求める会」の三浦代表(医師・肝がん患者)と京都の大学の基礎医学(生化学)の教授とお話をする機会がありました。
肝がん発がん・再発予防に何が有効かの情報交換です。
この中で出されたのが、
①「ビタミンK2」
②「非環式レチノイド」(2005年から第2相の治験が全国的に行われる予定)
③「複合カロチノイド」(一部の大学で臨床研究が行われる予定、「食品」として限定的に販売されている)
これらの臨床応用の情報交換がされました。
このお話し合いに参加させていただいて、三浦代表のバイタリティーに感心しました。
「がんに向き合う」のではなく、「がんを乗り越える」勢いです。
私自身、午前中に大阪市内のH医院の診察(腹部超音波検査)を予約しました。6日午前に検査を受け、即結果説明を受けることができます。
上記のお話し合いを聞いていて、肝発がん高リスク者として、経過観察を指示されている私として、肝がん発がん予防ですぐにでも試みることができる方法「ビタミンK2」+「複合カロチノイド」が、のようです。
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