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January 14, 2005

個人情報保護法と「診察」での情報提供

 13日午後、胃カメラ・カテーテル検査や入院治療で利用しているM病院を運営している医療法人の「新春集会」に来賓として出席しました。
 職員のみなさん、私たち患者でつくる「健康友の会」の世話人などの来賓、あわせて370人あまりの方が参加し、「医療と人権」「今年の法人の目標・課題」などのお話が弁護士さんや法人専務理事からありました。
 新年会ではなく、はっきり言って病院・介護施設・法人事務局の職員向け研修集会でした。
 患者にとっても大いにためになるものでした。私の主治医も真剣な顔をして弁護士さんのお話を聞いておられました。

薬害肝炎訴訟を支える会世話人会の会場ビル
 <写真 支える会の世話人会が行なわれるビル>

 夜は、薬害肝炎訴訟を支える会大阪の世話人会。16日の訴訟説明会、2月16日の裁判(傍聴活動の準備など)、ニュースレター発行などについて相談しました。

 法人集会では、「医療と人権」について講演された池永満さん(弁護士・患者の権利オンブズマン理事長)が、「患者の権利」について話され、法人の「患者の権利章典」について、「21世紀にふさわしいものにしてほしい」と以下の注文を付けておられました。
 ①患者の権利を全面的に促進し、患者の力を引き出し依拠する中でこそ、医療サービスや医療従事者の質の向上も図られ、一人ひとりの患者の尊厳に基づいた適切で安全な医療を文字通り「共同の営み」として追求することができるという確信と姿勢を一層打ち出すものにしてほしい。
 ②インフォームド・コンセント原則と家族の役割
 ③患者の権利と「義務」「責務」の関連。患者の義務や責務は社会常識の問題で「章典」に取り上げる必要があるのか。
 ④カルテのIT化=情報保護と患者の「コントロール」保障
 ⑤苦情手続き(窓口、専任担当者、委員会<患者などを中心に、医療関係者以外を過半数に>、患者アドボガシーを!

■ 厚労省の「診療情報の提供に関する指針」と今年4月から施行される「個人情報保護法」
 個人情報保護法では、個人情報の元になる者(医療機関では患者も)の「情報」コントロール権が保障されている。そこで、「指針」に示される注目すべき点は、
 6.診療中の診療情報の提供
 医療従事者は、原則として、診療中の患者に対して、次にあげる事項について丁寧に説明しなければならない。
 ①現在の病状及び診断名
 ②予後
 ③処置及び治療の方針
 ④処方する薬剤について、薬剤名、服用方法、効能及び特に注意を要する副作用
 ⑤代替的治療法がある場合には、その内容及び利害得失(患者が負担すべき費用が大きく異なる場合には、それぞれの場合の費用を含む)
 ⑥手術や侵襲的な検査を行う場合には、その概要及び利害得失(執刀者及び助手の氏名を含む)、危険性、実施しない場合の危険性及び合併症の有無。
 ⑦治療目的以外に、臨床試験や研究などの目的も有する場合には、その旨及び目的の内容

■アドボガシー■
 医療・社会福祉サービスを必要とする人の立場で、その利益(生活や権利)を擁護するために行われる代弁活動。

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