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February 11, 2005

最新治療受ける軍資金が

 末期肝がん患者が、月々の生命保険料(18,000円)を支払うことが難しくなって、死亡保険金2830万円の受け取り権を、保険買い取り会社のベンチャー企業に850万円で売り渡し、以後の保険料をベンチャー企業が払うことに合意、しかし、生命保険会社が保険契約者の名義を変更することを認めず、このがん患者が裁判所に提訴したと毎日新聞が報じています。

 患者の日々の暮らしがいかに大変であるかを示すニュースです。

医誠会病院 山田優二医師
 <写真 講師:医誠会病院 山田優二医師

 11日、がんを語る有志の会が開催した「肺がん、肝がんへの定位放射線治療」講演会のお手伝いをしました。

 講師の先生が、放射線治療の基本や、どういう症例に有効かと言うことについて、解説されました。
 肝がんについても、肝内の太い門脈と静脈の間はさまれた部分にできた肝がん、手術や塞栓療法、ラジオ波で治療するには難しい部位だそうです。
 この部分を定位放射線治療でうまく治療できた症例について紹介されました。

 その後、20人くらいの方から出された質問についてコメントされましたが、医療費のことが多かったです。
 先生の説明によると、定位放射線治療は昨年4月から保険適用になって、1回の治療が60万円。
 粒子線(陽子線)治療は、保険が効かなくて300万円の負担。
 強度変調放射線治療は、保険が効かなくて100万円くらいの負担。

 軍資金がなければ、がんと向き合うことも難しい。医療技術の進歩に取り残される「がん難民」は着実に増えているのです。

 また、会場からの質問に答えて、このような最先端の放射線治療を受けられる施設について
 粒子線は、兵庫県立粒子線治療センター
 定位放射線治療、強度変調放射線治療は、
  奈良1,大阪5,京都1施設を紹介しておられました。まだまだ少ないようです。

 開会の挨拶で、会の代表の一人を務められている三浦捷一医師(肝がん患者)は、「癌治療といえば、外科切除か抗がん剤治療が知られているが、被爆国日本というお国柄もあり放射線治療は敬遠される向きもある。でも、これからは外科治療に匹敵する治療法になる可能性も秘めている」と語っておられました。

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