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June 18, 2005

企業の「健康診断」の意味

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 東京の患者会から紹介されて近畿のウイルス肝炎の患者さんや家族の方から、自宅に同病者から、電話で相談があります。「日本肝臓病患者団体協議会・東京肝臓友の会共同事務所」、首都の患者会でドクターが執筆される患者向け解説書に、同病者の相談窓口としてよく登場しています。
 関西地方のB型肝炎患者やご家族の方からの相談事は、よく私のところにふられます。
 兵庫県T市の40歳代半ばのサラリーマンから電話がありました。地元の総合病院で他の病気で受診して「肝硬変」だと診断されたそうです。

 その病院では、飲み薬しか処方されずに、心配になった奥様から2週間ほど前に相談をいただきました。そのときは、いくつかの専門医がいる最寄りの医療機関を紹介し、早急ににセカンドオピニオンを求めることと、近所に「消化器内科」を標榜する開業医を捜しておくことをアドバイスしました。
 先日、再度電話をいただきました。大学病院を受診し、B医師から「仕事を休んで安静にするように」と言われてびっくりしていると。これまで会社の行う健康診断を受けていただけとも。
 大学病院では、抗ウイルス剤や利尿剤、分岐鎖アミノ酸なども処方されたそうです。
 腹水もたまり、足も浮腫、体重は増えているが、足や腕の筋肉は落ちてきて、大変しんどいとのことでした。
 これからCT検査や胃カメラ検査が行われ、月末にB医師の診察で諸検査の結果が説明されるようです。
 「また、元の体に戻るでしょうか」というご相談でした。
 再度、ご近所にかかりつけ医も持つようにしてくださいとしか、アドバイスできませんでした。

 この方が働いている企業の「産業医」がその役目を果たし、従業員の健康管理に配慮していれば、非代償期肝硬変になるまでに「治療」に結びつけられたのに、と悔やまれるご相談でした。

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