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July 21, 2005

肝硬変:まちのお医者さんは?

0572101
 注文していたメディカル朝日7月号が届きました。
 興味があったのは、「特集 ウイルス肝炎のいま」のなかの開業医からのメッセージです。

 開業医の先生方が、私たちの肝炎や肝硬変とどのように向き合っておられるのか、まとまったものに触れる機会がないのです。
 患者会の活動で、開業されているドクターからのお話のなかには、
 「患者さんの“途中”を診る機会がない場合がある。診療所に来られたときには、重い肝硬変だった。」
 「この地域には、“肝臓”をまともにやっている医者が“総合病院”にも少ないようだ。病院の治療で“肝臓がぐちゃぐちゃにされて”から、私のクリニックにまわされてくる」
など、“まち”のお医者さんの声がありました。

 この医家向け雑誌の特集に「慢性肝炎・肝硬変 プライマリケアでここまで診る」が掲載されていました。
 富山県高岡市で開業されている竹越國夫・竹越内科クリニック院長さんがまとめられたものです。

 竹越医師は、病診連携を積極的に行い、
 慢性肝炎については、
 C型肝炎:「(ペグインターフェロン・レベトールの併用療法を含めて)C型慢性肝炎では、B型慢性肝炎と異なり、治療を行うことによる急性増悪ないので、開業医が積極的に取り組める疾患といえる。」
 「(ペグインターフェロン・レベトールの併用療法は)週1回の注射時には、必ず診察を行い、副作用、特にうつ病、間質性肺炎、高血圧などを重点的にチェックする。副作用が少しでも気になる場合は、早めにそれぞれの専門医に診察を依頼する。」
 B型慢性肝炎:「(抗ウイルス剤などによる治療は)一般開業医では扱いにくい疾患といえる。治療には病診連携が不可欠である。」

 ウイルス性肝硬変(非代償期):「どこまで外来治療が可能なのか守備範囲を知っておくべきである。」
 「非代償期のプライマリケアで重要なことは、診療を積極的に行うと同時に、自分の力量に合わせて無理をしないことである。」と結んでいます。

 メディカル朝日7月号では、特集「ウイルス肝炎のいま」では、
●感染とウイルスの振る舞い「常識と非常識と新知識」
    三代俊治氏・東芝病院研究部部長
●B型最新治療「ラミブジンによる陰性化 年齢により治療選択を変える」
    熊田博光氏・虎の門病院副院長
●C型最新治療「ペグインターフェロン 併用療法で新展開」
    平松直樹、林紀夫・大阪大学消化器内科
●慢性肝炎・肝硬変「プライマリケアでここまで診る」
    竹越國夫氏・竹越内科クリニック(富山県高岡市)院長
●レポート 肝癌予防「患者さん、自治体、医院、病院をつなぐ「健康管理手帳」
    広島肝炎治療ネットワーク(広島県)
    吉澤浩司氏 広島大学大学院教授
●レポート 患者サポート「メーリングリストの活用で患者さんも医師も和らぐ孤立感」
    シーマーケットクリニック(福岡市)、朱雀公道氏・同院長


 東芝病院研究部部長・三代氏は、「世界全体のことを考えるなら、HBVの研究がもっと活発にならなければならない。とは言えど、少なくとも日本では、HBVを研究したいという若手がめっきり減った(否、その以前のもっと深刻な問題として、肝臓病の研究および臨床を志す人たち自体の数が減った)。

 B型肝炎・肝臓病の患者としては、ゆゆしき事態です。


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Comments

そうですね、b型肝炎の患者にしたら、先生方にもっと研究していただいて、完治させてほしいです

Posted by: たか | July 30, 2005 at 06:29 AM

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