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November 14, 2005

医療制度改革 厚労省の試案

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 13日午前、東京グランドホテルで日本難病・疾病団体協議会主催の「厚労省『医療制度構造改革の試案』の概要と問題点」についての勉強会が行われ、参加しました。講師は、全国保険医団体連合会事務局次長 寺尾正之氏。(写真右は、会場近くの芝公園)
 この試案の中には、国家財政の危機の中でも持続可能な社会保障制度をと、「保険免責制の導入」など患者負担を大幅に増やす内容となっています。
 肝炎患者の願い、治療費を軽減してほしい、公費で助成してほしいということからは、まったく逆の方向に突っ走る内容です。郵政改革の次は医療改革だと13日のNHKテレビ日曜討論でも谷垣財務大臣はおっしゃっておられたようです。長期慢性疾患患者にとっては困った世の中になってきました。

 「保険免責制」・・・・厚労省の試案の一つの例では、公的医療保険で給付される医療費は1診療ごとに1000円以上とするなどが示されています。
 この例では、肝炎患者が週4回の強力ネオミノファーゲンシーの治療を受けるとすると、1000円以上の医療費について3割負担ということになります。
 このほかにもいろいろとたいへん患者負担が増える内容となっています。

 午後からは、東京都難病相談支援センターの会議室で、東京肝臓友の会主催の「B型肝炎患者交流会」が開催され、見学してきました。同患者会のB型肝炎部会が設立されて4回目の交流会。この日は、デルタクリニックの日野邦彦医師から「B型肝炎の最新治療」についての講演と会場からの質疑応答でほとんどの時間が費やされ、会員同士の交流はできませんでした。
 日野医師は、現在300人ほどのB型肝炎患者を診ておられますが、ほんとうにラミブジンなどの抗ウイルス剤が必要な患者は1割程度、こられる患者の多くが安易な抗ウイルス剤の治療を受けて困っておられる方が多いこと、国の抗ウイルス剤の認可のあり方(必要な患者に最初から併用療法を認めるような承認の仕方)を変えるような患者会の活動に期待すると患者会活動にエールを送っておられました。(写真右)


 お昼には、東京肝臓友の会の役員と、来年東京で行われる日本肝臓病患者団体協議会の全国交流のつどいの会場候補の東京グランドホテルの担当者と料金などの見積もりを出していただく相談に同席させてもらいました。

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Comments

sin さん 遠距離お疲れさまでした。お説のとおり、肝炎者に投薬も考えさせられる?薬剤もあるようです。              と同時にクランケも健康食品を多量に服用している方も多いのが現実です。
私がOPで入院した時ですが、同室の方も殆どが摂取していました。
今回の逮捕で若干減少するでしょうが、私たちも今ひとつ勉強が足りないと感じています。

IFN投与も副作用が多く、体質、個人差の隔たりがあるので、オーダーメイド治療に
コンセンサスを得たい心境です。

ご報告有難うございました。

Posted by: 彩 | November 17, 2005 at 07:31 AM

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