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December 09, 2005

心配はつきない

 8日、AIH・PBC交流会終了後、奈良の肝がん患者さんの相談を大阪市内O病院で受けました。
 S2区域に2.7cmの径の低分化の肝細胞癌が見つかり、10月16日にO病院消化器外科で腹腔鏡による切除術を受けられ、30日に退院。退院後の最初の外科主治医の診察日です。

 診察が16時からだそうで、診察が終わる頃を見計らって、17時に2階消化器外科外来待合いに向かいました。
 この方からは、肝がんが発見された9月から何度も電話で相談を受けていました。
 奈良の病院で肝がんらしきものが発見され、どこで精密検査を受けるか、治療を見通して精密検査(造影CTなど)機関探しの段階からの相談でした。
 診断が確定すると、内科医から肝がんができた場所(S2区域・表面近く)などの関係で外科切除をすすめられ、外科医を紹介され、開腹手術ではなく腹腔鏡による切除を提案され、この方法による治療実績がホームページを見てもほとんど紹介されていないこと、他部位のこの治療法で医療事故が起こっていること等々、心配がつきないと何度か電話で相談を受けました。
 結局、主治医とよく相談され腹腔鏡による治療を受けられ、うまくいったようです。
 この日、病院の喫茶コーナーで、経過やその後の医師の説明書、腹腔鏡の施術前の肝臓の表面がもっこり癌でふくれあがった肝臓の写真を見せていただきました。
 このような写真は、私自身が20年ほど前に腹腔鏡の検査を受けて以来です。写真の鮮明さはすばらしい技術の進歩を実感しました。

 この日の相談は、術後の再発予防です。このO病院では肝がんの外科切除やラジオ波治療後の「非環式レチノイド」による肝がん再発抑制薬の治験施設になっていて、治験が受けられることになっているそうです。
 治療後、肝がんが完全に治療できたと造影CT等で確認できた患者に、2年間非環式レチノイドを服用し、その後1年間観察し、肝がん再発が抑制されていることを確認するという方法の治験だそうです。

 治療終了後3年かかる「治験」、この間は他の肝発がん抑制のための治療は受けられなくなります。このことが今回の心配事だそうです。
 肝発がん抑制に効果があるといわれている「インターフェロン少量長期投与」と、提案された「治験」、どちらを選ぶか14日の内科の診察日までにご自身の考えをまとめねばならないそうです。
 「非環式レチノイド」の治験は、肝がん治療終了後8週間以内に治験を始めるというのが条件の一つになっているそうです。

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