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January 20, 2006

肝炎患者の孤独死

0612001



 肝炎患者の藤居さんのブログの取り組み「C型肝炎お仲間アンテナ -我らC型肝炎と向き合ってるぞ-」をみていて、「笑えばさん」のブログ「C型肝炎併用療法の開始」に気になる書き込みがありました。
 ペグインターフェロン単独治療を受けていた41歳の独身女性がアパートで誰にも知れずに亡くなっていたそうです。療友が連絡が取れなくなったので心配して大家さんに見に行ってもらったのだとのこと。
 ペグインターフェロンは、1週間から10日間に1回の注射でよく、副作用のチェックもその注射の時というふうに、医療者が患者に接する機会が少なくなってきます。どうして亡くなられたのか理由が気になるところです。
 気をつけなければなりません。
 従来型のインターフェロンですと、自己注射でない限り週3回程度は看護師さんに注射をしてもらいます。そのときに看護師さんたちが副作用の出方や患者の様子をチェックできるのです。ペグではその間隔が1週間以上開いてきますし、患者数の多い大病院では、患者さんに看護師さんが声をかけて様子をうかがうゆとりさえなくなりがちです。このことも気にかかることです。

 肝炎に関して他の話題も。
■B型肝炎訴訟 最高裁が4月に弁論 北海道新聞読売新聞
■日刊ゲンダイ 肝臓病から身を守るQ&A(月~金) <写真>
 
   

 B型肝炎訴訟、予防注射がB型肝炎蔓延の原因になったと札幌高裁が判決をだしました。しかし、一部の原告については、裁判上の時効(除斥期間:裁判に訴えるには時間が経過しすぎていて訴える権利を失効している)として訴えを棄却していました。
 訴えられた被告(国)と、除斥として訴えを退けられた2人の原告が最高裁に上告していました。
 最高裁の判決は、最高裁のサイト「下級審主要判例検索サイト」で検索し読むことができます。
 http://courtdomino2.courts.go.jp/kshanrei.nsf/WebView/$SearchForm?SearchView
 H16. 1.16 札幌高等裁判所 平成12年(ネ)第196号 損害賠償請求控訴事件
  「B型肝炎罹患の原因が国による集団予防接種であることを認め,慰謝料請求等を認容した事例」

 「日刊ゲンダイ 肝臓病から身を守るQ&A」、1月から慶応義塾大学医療看護学部の加藤眞三教授が、紙上「肝臓病教室」として執筆されています。サラリーマンに多くの読者がいるといわれる夕刊紙での肝臓病に関する解説。1月16日から月~金の5日間3週間掲載されます。肝臓専門医の患者支援の取り組みとして新しい試みに注目しています。
 加藤教授は支援者とともに、肝臓病も含む長期慢性疾患患者支援の取り組みの交流を促進させるために、サイト「Melit」を昨秋から開設されています。
  http://melit.jp/index.html
 

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