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January 31, 2006

「あら捜し」て、現場で役立つものに

0620101

 「肝疾患クリニカルパス実例集」がメディカルレビュー社から発刊されました。肝臓病治療の分野でのクリニカルパスに関するまとまった書物は初めてではないでしょうか。
 本書の概要は、出版社のサイトをご覧ください。
   http://www.m-review.co.jp/book/05/bk05_868_5.html

 「クリニカルパス」について、上記書物では下記のように説明されています。
 「治療や看護の手順を標準化し、診療の効率化を図る方法」
 「一定の疾患の患者に対して、
  1)入院指導
  2)オリエンテーション
  3)検査
  4)食事指導
  5)安静度
  6)退院指導
がルーティンとしてスケジュールにまとめてあるもの」
 「標準化された医療を実践するために、時系列に述べられた医療行為のチャート」
  ------------------------------
 患者にとっては、これから受けようとする「医療」がどんなものであるのか、理解できる資料となるし、なによりも安全と安心の医療を提供されるタイムスケジュールでもあるし、使われる器具や医薬品のリストでもあるのです。

 最近ではこれをもとに、入院患者には入院中のスケジュールと退院予定、退院後の療養生活についてのスケジュール表が渡され、説明を受けることができる病院が増えてきました。

 監修された岐阜大学の消化器病態学・森脇久隆教授は、「発刊にあたって」の最後の方の段落で、読者にお願いをされています。
 「現場でどんどん利用していただくべきものである。その際、各クリニカルパスを批判的に評価し、すなわち言葉は悪いが「あら捜し」をしていただきたい。またそのような観点で得られた新しいアイデア、改善を提案公表していただきたい。そのなかから、一層優れたクリニカルパスを共有できるように願っている。・・・・」
とあります。
 患者の立場からも、患者の治療に役立つ優れたものに発展させてほしいと思います。


  

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