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February 10, 2006

患者支援どころか 撤退へ!

nagano_01
 10日、療友から悲しい知らせをいただきました。
 唯一、B・C型肝炎ウイルスによる慢性肝炎患者から治療費に助成を行っている長野県がこの医療費助成制度を見直し、入院患者のみの医療費助成制度として新事業を発足させるというのです。
 実施期日は、今年の10月を予定しているとのこと。
 長野の療友たちは、現行制度を維持し、ウイルス肝炎患者の早期発見、肝発がん防止のためにも積極的な事業展開を行うように、田中知事に「要望書」を提出したそうです。
 <図表は、長野県における肝炎患者への医療費助成事業 受給者数と助成額総額の年次推移>
 

 長野県の見直しの内容 <06/02/11追加>

ウイルス肝炎医療費給付事業の見直しについて

1 現行制度の概要

(1) 目 的
  B型及びC型ウイルス肝炎の治療方法の確立と患者の経済的負担の軽減を図る。

(2)事莱内容
 ① 肝炎ウイルス検査・相談
  ・対象者 肝炎ウイルスの感染不安を持つ者
  ・検査内容 HBs抗原、HBs抗体、HCV抗体検査
 ③ 医療費給付
   B型及びC型肝炎ウイルスに起因した慢性肝炎、肝硬変、へパトーム(肝がん)の患者に対する入院・通院に係る医療費の自己負担分(患者の生計中心者の所得に応じた患者一部負担額級を除く。)を給付する。

2 制度導入の経過
  長野県では難病対策の一環として、1981年(昭和56年)からウイルス肝炎患者の医療費の一部について公費負担するウイルス肝炎医療費給付事業を実施し、患者の経済的負担の軽減を図ってきた。

3 平成17年度予算額
  407,169千円(一般財顔)(うち医療費給付(扶助費)405,327千円)

4 受給者数・医療費(公費負担分)の推移(図)

5 現状と課題
(1)昭和56年度から難病対策として県単独事業で実施してきたが、診断と治療法が進歩し、治癒率が高くなってきたことから、難病としての稀少性が低下してきた。

(2)全国で医療費給付を行っているのは5都道県のみである。

6 平成18年度制度改正の概要(予定)
(1)制度改正の検討超過
 平成17年10月に設置した「長野県ウイルス肝炎検討委員会」の検討及び平成18年度予算編成におけるゼロベース予算を踏まえ、本事業の必要性について検討を重ねてきた結果、難病としての稀少性が低下してきているものの、早期発見・早期治療による治癒への誘導と治癒が困難な患者の経済的負担を軽減する必要があることから、事業廃止とはせず、見直しをして継続することとした。

(2)改正(案)
 ① 早期発見・早期治療による治癒への誘導を促進するとともに、治癒が困難な患者の経済的負担を軽減するため、「入院」に係る医療費を対象とした給付事業に改める。

 ② ただし、フイブリノゲン製剤及び非加熱血液凝固因子製剤の使用歴のある患者に対しては、引き続き通院医療費についても給付対象とする。

 ③ 所得に応じた患者一部負担金については、現行制度を継続する。

 ④ 改正に伴う医療費給付は、平成18年10月から実施する。

 ⑤ ウイルス肝炎感染不安者に対する肝炎焼査体制を整備するとともに、発見後は開業医と専門医が連携をとれる治療体制を構築していき、感染者の早期発見と適切な医療が受けられるよう支援していく。

「05125nagano_hep.txt」をダウンロード


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