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March 26, 2006

がん患者支援の試み

0632602 写真:神戸空港駅
 26日午前 住宅団地管理組合総会。役員改選と集会所の屋根や天井の改修(アスベスト対策)などが話しあわれました。役員改選は従来からくじ引き。今年から2巡目。私は団地ができた1回目の総会で抽選に当たってしまいました。今回は、当たりませんでしたが、2巡目最後に当たると77歳で役員をしなければなりません。高齢化が問題になってきています。

 午後、神戸でシンポジウム「がんの医学に新たな風を」で、静岡がんセンターの総長のお話を聞きに神戸に出かけました。

 管理組合の総会が終わってから駆けつけましたが、すでに始まっており、第2会場までたくさんの人で埋め尽くされていました。300人以上は集まっておられたようです。
 第1部は、膵臓がん患者さんの夫が、外科的切除を選んだことが良かったのかどうかという「患者に提供される情報」のあり方についてシンポジストが話し合っておられました。この部の最後は、神戸大学の具教授(肝臓・移植外科)が、困難とされる膵がんと肝がんの治療について、とりわけ肝がんの生体肝移植と経皮的肝灌流法についてスライドを使ってお話しされました。
 がん患者と家族への情報提供のあり方、患者の提言は遅れたために聞けなかったのですが、ドクターや看護師の発言が目立った時間不足でしょうか不良のうちに終わってしまったのが残念です。

 第2部では、「がんと共存する -QOLの新たな地平を目指して-」ですが、京大の福島教授が「がんの闘病において『がんと共存する』ことはあり得ないと断言されていました。
 その後にの第2部でのお話、兵庫県立成人病センターわれたがん看護専門看護師と山口 建氏(静岡がんセンター総長)のお話に注目しました。看護師さんのお話は時間を気にされたのか、肩すかしでした。
 山口総長は、「患者さんと家族を徹底支援する」を中心に、静岡県のがんセンターのがん患者さんとその家族への支援の内容を紹介されていました。
 ・医師の負担を減らし、がん診療に集中できる時間を増やす。看護師や医療コーディネーター、ソーシャルワーカーなど医師以外の従事者が患者さんや家族からの相談をまず受け、患者や家族のがん治療上の悩みや不安、患者の背景までお話を十分聞き、その内容も電子カルテに入力し、治療医もそのことを共有する。
 ・患者相談室を「よろず相談室」とし、時間をかけて相談にのる。年間の相談件数は電話によるものが6000件、面談が4000件。1件あたりの所要時間が1時間を超えることも多い。
 ・患者図書室を充実(発行されたがんに関する書籍を集める努力をしている)。ここではインターネット上の検索方法なども教えるようにしている。
 ・県内各自治体が行っている、医療や生活上の相談窓口のリストづくりに取り組んでいる。
  この窓口担当者を対象に、「がん患者の必要な情報」へのアクセス方法の支援について指導して、県内のがん患者や家族が情報にアクセスしやすいような取り組みをしていきたい。
等々、お話しされていました。

 内容が盛りだくさんで、時間オーバーしてしまい、フロアーからの発言も受けられなくなってしまい、 司会を担当された額田医師(医療法人社団倫生会理事長)が、次回15回シンポに、つなげて会場からの発言もできるようにしたいと結んでおられました。


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