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June 17, 2006

遺影を忍ばせて

0661608 ※06/06/18更新
 16日、最高裁でのB型肝炎訴訟判決に北海道肝炎友の会元事務局長・故村中剛樹さんの遺影を忍ばせ夫人(眞佐子さん)は傍聴していました。
 彼女は、剛樹さんが肝がんで倒れた翌年の春、朝日新聞に肝炎救済訴え、夫は志半ばでを投稿しておられます。(新聞記事画像データは『たけみワールド』から)
 写真は、後列:弁護団、前列:左から菊地訴訟を支える会代表、村中さん、大西肝炎友の会事務局員
 すばらしい最高裁の判決を勝ち取れたのも原告の方々・弁護団と支える会の活動を支えたメンバーのおかげです。
  

 判決後、弁護士会館で報告集会・記者会見が行われ、原告団らはアピール文を発表しました。また、同時に厚生労働大臣宛に「一日も早い肝炎総合対策の実施に関する要望書」を提出しました。

  予防接種B型肝炎訴訟 最高裁判決について
肝炎訴訟原告団  
肝炎訴訟原告弁護団
肝炎訴訟を支える会

 本日、最高裁判所第二小法廷は、B型肝炎訴訟について、集団予防接種とB型肝炎ウイルスの感染の因果関係を認めて国に対し原告への損害賠償の支払いを命じた原審の判決を認容して国の上告を棄却するとともに、除斥期間の経過を理由に2人の原告に対する請求を棄却した原審の判決を変更し、2人の原告の請求を認容する判決を下した。原告全員の請求が認められた完全勝訴判決である。
 本判決は、わずか5名の肝炎患者・ウイルス感染者に対する判決であるが、全国のウイルス性肝炎患者の救済に大きく道を拓く画期的な判決である。わが国のウイルス性肝炎患者はキャリアを含めるとB型・C型合わせて全国で300万人を超えると報告されている。このような肝炎ウイルス蔓延の主要な原因が注射針・筒を連続して使用した集団予防接種にあることはいわば医学界の常識であった。しかし、国はその事実を認めず、原審判決後おいても、この感染原因について公式に言及することは一切なく、肝炎患者に対する救済の対策をなんらとってこなかった。
 本日の判決によって、国のこのような態度は厳しく糾弾された。
 我々は、国が本判決を厳粛に受け止め、B型に限らずC型も含めたウイルス性肝炎患者・感染者の圧倒的多数の感染原因が集団予防接種によるもの、あるいはその二次、三次被害者であるとの認識に立ち、全国のウイルス性肝炎患者・感染者に謝罪するとともに、すみやかに、全肝炎患者の救済のための総合対策を取ることを求める。

 「厚生労働大臣宛要望書(.pdf)」をダウンロード

※ 最高裁判決(最高裁のサイト)で読むことができます。

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