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July 27, 2006

肝移植にいたるまでに

0672711 写真は、7/27付読売新聞 医療ルネサンス 病院の実力 肝がん編 その2
 肝炎に関するニュースが続いて報道されています。
■生体肝移植で
 群馬大学で生体肝移植が実施され、肝臓を提供した女性が術後の後遺症で死亡し、提供を受けた夫も術後の感染症で死亡していたというものです。
 毎日新聞「群大病院:相次ぐ医療ミス 生体肝移植手術、見合わせへ /群馬」

■ドミノ肝移植患者、6年半で難病発症…想定は20年後
 熊本大学の医療チームの報告が新聞で報道されました。
 「玉突き式に移植を行う生体ドミノ肝移植を1999年に受けた患者が、移植した肝臓に原因のある神経障害の難病を6年半後に発症していたことがわかった。」読売新聞(06/07/26)

 提供された肝臓は、「家族性アミロイド・ポリニューロパチー」(FAP)という神経障害の病気を持つ人からでした。
 読売新聞オンラインニュースに詳しい記事があります。
 「ドミノ肝移植患者、6年半で難病発症…想定は20年後」
 ・「[解説]ドミノ肝移植で難病発症」

 最初の群馬大学の件は、本当に悲惨です。悩んだ末に生体肝移植に踏み切られたと思います。夫人とご家族の心中はいかほどのものでしょうか。

 患者会でも生体肝移植のことが議論になります。特にウイルス性肝炎の場合は、病気の進行を抑えることが可能にるケースが増えています。早く病気をみつけて、インターフェロン治療などで治癒させたり進行を抑えるための技量を磨く医師の姿勢が問われる時代になってきました。

 冒頭の写真の記事は、7/26から読売新聞始まった「医療ルネサンス 病院の実力 肝がん編」、1回目から再発を繰り返す肝がん患者の女性が登場し、肝がんの治療について取り上げられています。
 究極の問題は、ここでも「予防」です。いかに肝炎患者から肝がんを発がんさせないかという課題に、国をあげて取り組まなければなりません。
 ウイルス検診・住民への啓発・ウイルスキャリアへの公衆衛生医療・福祉的支援・発がんを予防を見据えた治療法の選択と提供、肝がん発がん経験者への再発予防的治療支援等々、ここまできちんとできてこそ、「実力」が問われるのだと思います。でないと、何度でも再発を切り返し、モグラたたき状態にもなりかねません。
 これらのことは数千人規模の「村」へも同じように支援が行われるべきです。

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Comments

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