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August 14, 2006

難しい根治 ウイルス肝炎

0680303
 お盆です。
 お盆前の診察で、GPT値が上昇していることがわかり、猛暑もあってまいっています。
 家でぐずぐずとお盆を過ごしてしまいました。

 お盆でも電話相談は寄せられます。
 肝がん発がんを経験された方、娘の乳がんのこと、インターフェロンによるウイルス排除・・・等々。

 日肝協の事務局からは、8月11日の最高裁判決後の「B型肝炎訴訟を支える会」などとの協議や厚労省折衝、記者会見などの行動の「報告書案」が届けられ、私なりの補筆をして返信する準備に時間がとられました。
 この作業をしながら 「ウイルス肝炎総合対策推進全国協議会(仮称)」の立ち上げとその後の活動の困難性が、ウイルス排除の困難性と同等に大変な取りくみになると身にしみてきました。

 兵庫医大の西口教授からは、テープ起こしを終え、校閲をお願いしていた原稿にたくさんの朱が添えられて戻ってきました。「B型肝炎 診断と治療のポイント」。 

 先生の講演録のまとめには、「患者さんがたどってこられた『肝炎』という病気の歴史、今まで肝臓がどれだけ悪かったかを知ることも大切です。今の肝機能でその患者さんのこれまでの経緯を推定することは難しいのです。(略)治療法の選択(決め方)は、いろいろな因子を加味しながら考えなければなりません。この決め方は、専門家の間でも、だいたい一致みてきましたが、C型に比べてまだコンセンサスが得られていません。その結果、専門家の間でもかなり言うことが違うことがあります。」と述べておられます。

 講演録は、A4用紙で16頁にも及びます。治療法のこともたくさんのデータを紹介しながら説明されていますが、個々の患者さんによって、その治療をどうするのか、本当に難しい問題だと思います。
 とりわけC型肝炎も含め、肝炎だけでなく合併症や治療薬による重い副作用が出たときの対応(治療薬の中止を含め)は、患者とその家族にとって、非常に悩ましいものがあります。

 

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 昨日京都府立医大の西野教授に『複合カロチノイド』のB型肝炎での効果についてメールで質問を送りましたところ回答をくださいました。 以下西野教授のメールです。  C型肝炎で肝発がん抑制の研究が行なわれ、B型肝炎では発がん機構が違うので効果があるか分からない、という指摘は不正確です。初回の臨床試験は、C型肝炎患者のみならずB型肝炎患者も含めて実施しております。ただし、B型肝炎患者の数が少なかったことは事実です�... [Read More]

Tracked on August 16, 2006 at 07:18 PM

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