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August 16, 2006

肝炎治療に是か非か 「評価療養」

 中央社会保険医療協議会は、8月9日の総会で「特定療養費」制度を見直し、「評価療養」と「選定療養」の指定、また高齢者の食費・居住費負担見直しに伴う「入院時生活療養費」の算定基準について、川崎厚労相の諮問を受け、即日答申し、10月から実施されます。
 詳細は、薬事日報のサイトに

 「評価療養」では、未承認の治療薬なども公的な医療保険外で使えるものがでてきます。いわゆる混合診療を大幅に認めるものとなりそうです。
 保険診療に認められるまでは、自費診療となります。
 「評価療養」は、
A.医療技術に関わるもの(現行の高度先進医療を含む「先進医療」)
※(筆者の調査) 肝臓病に関係しそうな治療法は下記の通り。
・家族性アミロイドーシスのDNA診断
・腹腔鏡下肝切除術(肝腫瘍(肝部分切除又は肝外側区域切除の適応となる症例)に係るものに限る。)
・悪性腫瘍に対する粒子線治療(固形がんに係るものに限る。)
・固形がんに対する重粒子線治療
・固形がんに対する強度変調放射線治療
・門脈圧亢進症に対する経頸静脈肝内門脈大循環短絡術(内視鏡的治療及び薬物治療抵抗性の食道・胃静脈瘤、門脈圧亢進症性胃腸症、難治性腹水又は難治性肝性胸水に係るものに限る。)
・自己腫瘍(組織)を用いた活性化自己リンパ球移入療法(がん性の胸水、腹水又は進行がんに係るものに限る。)
・自己腫瘍(組織)及び樹状細胞を用いた活性化自己リンパ球移入療法(がん性の胸水、腹水又は進行がんに係るものに限る。)

B.医薬品・医療機器にかかわるもの
 ○医薬品の治験にかかわる診療
 ○医療機器の治験にかかわる診療
 ○薬価基準収載前の承認医薬品の投与
 ○保険適用前の承認医療機器の使用
 ○薬価基準に収載されている医薬品の適用外使用
 ○予約診察
※(筆者のコメント) 肝臓病では、現在治験が行われている「非環式レチノイド」やインターフェロン治療、肝がん治療器具や機材、検査などが該当するものと思われる。

 いよいよ「混合診療」が現実に一般の医療機関に導入される準備が進んでいることがはっきりしてきました。
 国民皆保険制度の根幹が揺らいできています。

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