岸和田市議会が「訴訟の終結を」国に
薬害肝炎大阪訴訟の原告桑田さんの地元市議会が12日に、「肝炎問題の早期全面解決とウイルス性肝炎患者の早期救済を求める意見書」を採択しました。
意見書は、小泉総理大臣、川崎厚生労働大臣など政府関係大臣宛に議会の総意として届けられます。
意見書では、
1 国は、薬害肝炎訴訟を直ちに終結し、適切な賠償を実施すること。
2 国は、フィブリノゲン製剤および血液凝固第Ⅸ因子製剤を納入した全医療機関に対して患者の追跡調査を指示し、特定された患者に対して、投与事実の告知と感染検査の勧奨を指導し、その結果を速やかに公表すること。
3 国は、集団予防接種の被害実態調査を行い、適切な対応を取ること。
4 国は、以下の対策を実施すること。
① ウイルス検診体制の拡充と検査費用の負担軽減をすること。
② ウイルス性肝炎の治療体制の整備、とりわけ治療の地域格差の解消に努めること。
③ ウイルス性肝炎治療の医療費援助、および治療中の生活支援策を実施すること。
④ ウイルスキャリアに対する偏見・差別を一掃すること。
を求めています。
このような地方自治体議会での「意見書」採択要請の活動は、全都道府県と人口20万以上の市議会へ、原告・弁護団などが要請活動を行っています。
これから、ぞくぞくと地方議会で採択された報を期待しています。
■ 福岡地裁での判決が8月30日に出され、クリスマシンによる原告や感染機会が古く永く肝炎を患い重い肝硬変患者の訴えが退けられました。
大分からこの訴訟を熱烈に支援されてきたKIYOさんが、これまでの裁判闘争を分析し、これからの活動について、熱い想いでブログ(ほっと Letter ~薬害肝炎の完全解決を願って~)に書き込んでおられます。ご一読を!
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