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November 25, 2006

慢性肝炎・肝硬変の治療費 開業医の例

06y2811
 大阪府南部・泉州地方は、肝炎ウイルス感染者の多いところです。その反面、肝臓病医療環境は悪く、専門医も少なく、肝がん死は全国平均の3倍くらい多い自治体もあります。
 そのような状況の下で、保健所や保健センター、医療従事者たちが、住民を対象にした啓発活動に力をすすぎ始めました。
 この秋からの私が知り得た情報だけでも、10月には府泉佐野保健所、11月には府委託事業の肝臓病講演会が泉南市総合福祉センターで、そして、「肝がんに関する講演相談会」が泉佐野・ゲートタワービルで開催されています。
 この25日の講演会の講師の先生は、岸和田市で開業され、総合病院での週1回の肝臓外来の診察、月2回の肝臓病教室の講師を務めておられます。
 今回のテーマは、「肝癌基礎病変への対策・・・ウイルス肝炎と非アルコール性脂肪肝炎NASHの治療」です。
 肥満(体内脂肪)が、肝発がんのリスクを相当に上昇させることを、わかりやすく説明されていました。
 
 

 また、泉州地域の肝炎治療環境の具体例も示され、ある診療所での肝臓病治療費がどのくらいかかっているのか例示されました。(1か月の平均)
 C型肝炎     無治療(経過観察)   21,210円
  慢性肝炎   治療(インターフェロン)213,500円
           治療(ペグリバ)    302,600円
           治療(その他)      35,290円
  肝硬変     治療            43,590円

 ドクターは、慢性肝炎や肝硬変で病気が進むと医療費はどんどん必要になるので、1年間のインターフェロン治療を行うことによって、治癒したり、病気の進行を止める(肝硬変や肝がん患者にしないようにする)ことが、医療費を節約できることになると強調されていました。

 この日、参加されていた男性患者さん、12年前に1度インターフェロン治療を受けたそうですが、副作用がきつくて治癒せず、その後もGPT値は増減を繰り返していたそうです。
 昨年、肝発がん、切除術を受け、経過観察中ですが、また肝癌らしき影が出てきていると報告されていました。
 一度、肝発がんすると1年以内の再発率は20%にも及ぶとのデータもあるようです。
 慢性肝炎に時期に、インターフェロン治療を徹底させることの重要性が、患者の報告例からも物語っています。

 治療を受けやすくする社会的支援が求められます。


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