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July 16, 2021

7/15 抗がん剤のしびれ、手袋とストッキングで予防 京大など臨床研究へ

抗がん剤のしびれ、手袋とストッキングで予防 京大など臨床研究へ

  毎日新聞 21/07/15

 乳がん患者が抗がん剤を使うと手足がしびれる副作用を、手袋とストッキングを着用することで防ぐ臨床研究を、京都大などの研究チームが近く開始する。しびれが強いと、箸の使用や歩行が困難になるなど日常生活に影響し、治療の中断を余儀なくされたり、がんが治ってもしびれが残ったりする課題がある。効果と安全性を確かめ、早ければ2028年の実用化を目指す。

 

 しびれは「化学療法誘発性末梢(まっしょう)神経障害」と呼ばれ、乳がんに効果の高い一部の抗がん剤を投与した患者の半数以上にみられる。

 京大医学部付属病院(京都市左京区)の川口展子特定病院助教らのチームは、抗がん剤の投与中と前後の30分間身に着ける「弾性圧迫グローブ・ストッキング」を開発した。手足の体温が2度近く下がるよう圧迫し、血流量を減らすことで、抗がん剤が行き渡るのを抑える仕組み。これまでに、サイズの小さい手術用のゴム手袋を着用し、生活に支障のあるしびれを発症する患者が約5分の1に減ることを確認した。

 臨床研究は乳がん患者480人を対象に、京大病院や日本赤十字社大阪赤十字病院(大阪市天王寺区)など全国12施設で27年まで実施する。川口助教は「手袋を身に着けるだけで新たな患者はしびれを予防し、しびれが出た患者は悪化を抑えられる。抗がん剤選択の幅が広がり、生存期間を延ばせる可能性がある」と期待する。【千葉紀和】

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京都大学

弾性圧迫グローブ・ストッキングを用いた圧迫療法による化学療法誘発性末梢神経障害発症軽減の臨床研究を開始します 

 戸井雅和 医学研究科教授、川口展子 医学部附属病院特定病院助教、露木茂 大阪赤十字病院乳腺外科主任部長らの研究グループは、タキサン系抗がん剤投与後の副作用で患者の生活にダメージを与えている化学療法誘発性末梢神経障害(Chemotherapy-Induced Peripheral Neuropathy: CIPN)の予防・軽減を目的とした乳がん患者に対する臨床研究を開始します。

 CIPNは、有効性の高いタキサン系や白金製剤などの抗がん剤投与後、半数以上の患者においてみられる手や足のしびれと表現される副作用です。歩けない、箸が持てない、びりびり痛むなど、日常生活に影響する中等度以上の強いしびれ(末梢神経障害)を生じる患者も一部おり、治療を中断せざるを得ない場合や、がんは治っても一生涯しびれが残る場合があることが大きな問題となっています。

 露木主任部長らは、2016年に、抗がん剤投与の前後に手術用手袋で手を圧迫することでCIPNが大幅に軽減されることを見出しており、今回、手足のサイズに対応した反復使用可能な弾性圧迫グローブ・ストッキングを開発しました。その有効性と安全性を確認すべく、全国12施設が参加のうえ、多施設共同観察研究を開始することになりました。(略)
  https://www.kyoto-u.ac.jp/ja/news/2021-07-15-0

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乳がんの抗がん剤治療における、手足のしびれ予防を目指す臨床研究を
  
プロジェクト本文

 乳がんの抗がん剤治療では、およそ7割* の患者さんに「手足のしびれ」の副作用が出てしまいます。それぞれの患者さんで程度は異なりますが、悪化すると今までどおりの日常が過ごせなくなることもあります。この状況を改善すべく、これまで研究を進めてまいりました。

 今回のクラウドファンディングでは、私たちが開発した「弾性圧迫グローブ・ストッキング」が患者さんの「手足のしびれ」の予防に有効か検証するための臨床研究にかかる費用、計2,000万円を募ります。

「手足のしびれ」の副作用に苦しむ方々をこれから減らしていくための第一歩になりうる研究です。皆さまのご支援・応援を、どうぞよろしくお願いいたします。

(* 文献1)

   https://readyfor.jp/projects/KBCRN-A004

  





 

 

 

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